7月25日は「かき氷の日」。七(な)2(ツー)五(ご)で、かき氷の昔の呼び名である「なつごおり」の語呂合わせと、7月25日に日本の最高気温が記録されたことから、日本かき氷協会が制定したそうだ(「今日は何の日」サイトより)。

2018年7月25日は、朝9:35から9:45頃まで、J-Waveの、STEP ONE(ステップワン)の特集「賞味期限表示を月表示にすることで食品ロスが減るのはなんで?」に生出演させて頂いた。

朝からJ-Waveを聴いていたところ、虎屋菓寮(かりょう)のかき氷が美味しいとのこと。六本木にある東京ミッドタウンに行こうと思ったが、六本木ヒルズでのラジオの生出演が終わった時点では、まだ開店前だった。

そこで、東京都内の、ある有名なかき氷店に行ってみたところ、3時間待ちだった。

2018年7月25日、東京都内のかき氷専門店。店員によれば「3時間待ち」とのことだった(筆者撮影)
2018年7月25日、東京都内のかき氷専門店。店員によれば「3時間待ち」とのことだった(筆者撮影)

30分ほど並んでみたが、熱中症になっては元も子もないし、他に仕事があるので、諦めて、近所のファミリーレストランで頼んでみた。

宇治金時のかき氷(筆者撮影)
宇治金時のかき氷(筆者撮影)

小さめなサイズだが、十分な量に感じた。

アイスには賞味期限表示がない

J-Waveの番組中に話題にのぼったが、アイスクリーム類には賞味期限表示がない。マイナス18度で冷凍保存するため、品質の劣化が遅く、表示は省略できることになっている。

先日、社員240名の方々への講演に伺った、株式会社ロッテの製品を見てみた。確かに、賞味期限表示はない。

株式会社ロッテの「とろーり れん乳三昧」(筆者撮影)
株式会社ロッテの「とろーり れん乳三昧」(筆者撮影)

気象データを活用してアイスの食品ロスを削減

以前、テレビ番組で、日本気象協会と森永製菓株式会社の取り組みを見た。気象データをもとに、アイスモナカの「チョコモナカジャンボ」の需要予測精度を向上させて、食品ロスをできる限り減らすというものだった。出来たばかりの時にはパリッとした食感が楽しめるモナカも、製造してから期間を経ると、その食感がだんだん悪くなっていく。

なぜ食品業界は日本気象協会に仕事を依頼するのか

賞味期限は必要か

J-Waveでは、「なぜ賞味期限を年月表示にすると食品ロスが減るのか」についてお話しさせて頂いた。

たとえば「2018年7月25日」と賞味期限表示が印字されていれば、翌日26日には、もう食品として流通・消費することはできなくなる。それが「2018年7月」と書いてあれば、7月31日まで流通・消費させることができる。ただし、半端な日付は切り捨てになるため(たとえば2018年7月15日だったら15日を切り捨て、前月表示、すなわち2018年6月となる)企業は、年月表示化と同時に、賞味期限そのものを延長させる取り組みも行なっている。

J-Wave のSTEP ONE、2018年7月25日の放送内容(番組公式サイトより引用)
J-Wave のSTEP ONE、2018年7月25日の放送内容(番組公式サイトより引用)

7月19日、BS11(イレブン)の報道番組「インサイドOUT」に生出演した時、日本大学の清水みゆき先生は「(消費者が)賞味期限に縛られている」とおっしゃっていた。消費者だけではない、食品業界も、賞味期限を元に、その手前に販売期限や納品期限を設け、それら「3分の1ルール」により、年間1,200億円以上のロスが生じている。

筆者は、「食品ロス」という社会的課題に、できるだけ多くの方に関心を持って頂きたいと願っている。ちょっとでも知ることで、意識が変わり、行動が変わるかもしれない。

7月25日の「かき氷の日」に、かき氷やアイスを食べながら、賞味期限というものの必要性や向き合い方について、思いを巡らせてみて欲しい。

2018年7月25日放送 J-WAVE STEP ONE タイムフリー機能