7月7日は「たけのこの日」 たけのこ焼酎、ドライたけのこも

(ペイレスイメージズ/アフロ)

7月7日は、たけのこの日。竹取物語のかぐや姫が7月7日に竹から生まれた、ということで、1986年(昭和61年)全日本竹産業連合会が制定したそうだ。

筆者のテーマである「食品ロス」の観点から、たけのこを見てみたい。

規格外を食品ロスにせず漬物やジャーキーに活用

2018年7月4日付の日経MJ(日経流通新聞)5面に、規格外のたけのこを捨てずに加工して商品化したものが掲載されていた。齋藤食品工業株式会社の「竹の子まるごとラー油」だ。

たけのこの産地として知られている、静岡県富士宮市の内房(うつぶさ)地区のたけのこを使用。硬くて廃棄されることの多い、たけのこの根元部分をラー油漬けにしたそうだ。水煮して、さらに高温の油で煮沸することにより、噛みごたえを残しながら軟らかくした(日経MJ記事より)。

ジャーキーにした「竹の子まるごとジャーキー」はお酒のおつまみに合いそうだ。

齋藤食品工業株式会社の「竹の子まるごとジャーキー」(齋藤食品工業株式会社HP)
齋藤食品工業株式会社の「竹の子まるごとジャーキー」(齋藤食品工業株式会社HP)

大地を守る会は不揃いなたけのこを商品化

「もったいナイシリーズ」で、粒の揃わないイチゴや規格外の魚などを安価に販売する大地を守る会は、不揃いのたけのこをパックし、たけのこ水煮カットとして商品化している。

大地を守る会のたけのこ(規格外)(大地を守る会HP)
大地を守る会のたけのこ(規格外)(大地を守る会HP)

日本の規格外の農産物や肉・魚などは、流通しないことが多く、従って、消費者の目に触れないことも多い。このように商品化されることで、「それでも買いたい」という人にとっては、選択肢が増えることになる。

このほか、細く刻んでパックに詰めたものも、規格外たけのこを活用することができるだろう。

7月から10月に収穫されたたけのこがメンマに

メンマに加工されるたけのこは、7月以降に収穫されるそうだ。メンマ専門会社の京浜貿易株式会社は、長さや太さの違う6種類のメンマを製造している。製造過程で発酵作業と天日干しの工程を経ることで、品質の優れたメンマができるとのこと。

さまざまな長さ・太さのメンマ(京浜貿易株式会社HP)
さまざまな長さ・太さのメンマ(京浜貿易株式会社HP)

乾燥させたドライたけのこも

珍しいが、乾燥させたドライたけのこもある。野菜や果物は、乾燥させることで保存性がよくなる。水で戻して、煮物や中華料理などに使えるそうだ。

乾燥たけのこ(まるごと宮崎HP)
乾燥たけのこ(まるごと宮崎HP)

京都にはたけのこの焼酎も

京都の山城産のたけのこを使った、たけのこの焼酎、「山城」というのもある。芋や麦、栗などの焼酎なら飲んだことのある人は多そうだが、たけのこの焼酎は珍しい。

京都・山城産たけのこを使った、たけのこ焼酎「山城」(おさけのまるはちHP)
京都・山城産たけのこを使った、たけのこ焼酎「山城」(おさけのまるはちHP)

堆肥や液肥などの肥料に加工する例も

人間の食用としてではないが、堆肥や液肥(液体肥料)など、肥料に加工する事例もあるようだ。

目に触れることのない規格外に思いを馳せてみる

たけのこに限らず、規格外のために我々の目に触れない農産物や肉や魚はたくさんある。目に見えるものだけでなく、目に見えないもの、目に触れることのないものにも、時には思いを馳せてみたい。