非喫煙者の33.2%は「喫煙者は全員マナーが悪い」と思っている
非喫煙者の多くにとっては喫煙行為そのものが否定すべきものであり、喫煙者はマナーが悪い人に違いないとの思い込みをしているかもしれない。その実情をネットエイジアが2022年5月に発表した非喫煙者意識調査(※)の結果から確認する。
最初に示すのは、今調査対象母集団(非喫煙者)に対し、「喫煙者は全員がマナーの悪い人である」という話について、同意を示すか否か。
非常にそう思う人は7.1%、ややそう思う人は26.1%、合わせて33.2%とほぼ1/3は「喫煙者は全員がマナーの悪い人」との認識を持っていることになる。残りの2/3ほどはそうは思わない、つまり「喫煙者がすべてマナーが悪い人ばかりではない。喫煙者にもマナーがよい人はいる」という考えになる。
それでは見方を変えて、「喫煙者はマナーが悪い」と決めつけることに違和感を覚えるか否かを尋ねたところ、非常に違和感を覚える人は10.1%、やや違和感を覚える人は46.2%となり、合わせて56.3%と過半数の人が違和感を覚える結果となった。
「喫煙者はマナーが悪い」と決めつけることに違和感を覚えない人はまったく・あまり双方を合わせて43.7%。先の「喫煙者は全員がマナーの悪い人である」との話を肯定する人33.2%と比べて多めなのが気になるところ。
とはいえ、「喫煙者はすべてマナーの悪い人」「喫煙者はマナーが悪いと決めつけても違和感を覚える人はない」とする人は、非喫煙者の中においても少数派であることに違いはない。実際に該当するようなマナーの人を多々目にすることがあっても、自分自身が否定している行為をしている人なのだからマナーが悪いに決まっているとの先入観を持つことに対しては、否定的な姿勢の人が多いようである。
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※非喫煙者意識調査
2022年4月20日から21日にかけてインターネット経由で現在たばこを吸っていない20~69歳の男女に対して行われたもので、有効回答数は1000人。男女比・10歳区切りの年齢階層で均等割り当て。
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(注)グラフ中の「ppt」とは%ポイントを意味します。
(注)「(大)震災」は特記や詳細表記の無い限り、東日本大震災を意味します。
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