熱中症での救急搬送人数は1週間で7338人(2019年8月12日~8月18日)

↑ 真夏日、猛暑日が続く今日この頃。熱中症への備えは忘れずに。(写真:つのだよしお/アフロ)

・直近週における熱中症による救急搬送人数は7338人(2019年8月12日~8月18日)。

・年齢階層別では乳幼児が0.7%、少年が9.9%、成人が36.8%、高齢者が52.6%。

・地域別では東京都の633人がもっとも多く、次いで大阪府の576人。

総務省消防庁は2019年8月20日、同年8月12日~8月18日の1週間における熱中症による救急搬送人数が7338人(速報値)であることを発表した。消防庁が掌握している今年の累計人数は5万6514人(速報値)となっている。初診時に熱中症を起因とする死亡者は今回週では7人が、3週間以上の入院加療が必要な重症判定を受けた人は131人が確認されている。なお前年2018年の同時期における熱中症による救急搬送人数は4432人(確定値)で、今回週の人数はそれよりも2906人多い。

↑ 熱中症による救急搬送状況(週単位、速報値(一部確定値)、人)(2019年)
↑ 熱中症による救急搬送状況(週単位、速報値(一部確定値)、人)(2019年)
↑ 熱中症による救急搬送状況(速報値、人)(2019年8月12日~8月18日)
↑ 熱中症による救急搬送状況(速報値、人)(2019年8月12日~8月18日)
↑ 熱中症による救急搬送状況(年齢区分比率)(2019年)
↑ 熱中症による救急搬送状況(年齢区分比率)(2019年)

昨年に続き今年の夏も法的拘束力のある電力使用制限令、または数字目標のある節電要請、さらに数字目標無しの節電要請ですら必要は無い。しかし震災から8年が過ぎた今なお、電力需給の観点で不安な状況が継続していることに違いは無い。

また2019年4月時点で気象庁が発表していた夏季予報では、平均気温はほぼ平年並みとなる可能性が高いとの話だった。降水量は全国的に多めとの予想とも併せ、熱中症リスクの観点ではいくぶんの安心感を覚えさせるものの、油断は禁物。他方、ここ数年は気温の上昇が早めに生じ、5月から、特にゴールデンウィーク前後において、熱中症で救急搬送される人が多分に確認されている。

↑ 季節予報(平均気温・降水量、夏 6~8月)(気象庁、4月時点)
↑ 季節予報(平均気温・降水量、夏 6~8月)(気象庁、4月時点)

消防庁では昨年と同じように今年においても、熱中症に係わる搬送者の調査とその結果報告について、5月初日が含まれる週の月曜となる4月29日から開始する形で、逐次報告を行うことになった(終了日は9月末日が含まれる週の週末)。

今回発表された各種値は今年の分としては第16週目のものとなる。現時点では速報値であり、今後逐次確定値に切り替えられることになる(確定値は速報値よりもいくぶんの増加が生じることが多い)。

地域別では東京都の633人をはじめ、大阪府の576人、埼玉県の457人、愛知県の450人などが上位についている。今回週は西日本では台風の上陸に伴い荒れた天候となる日が多かったものの、東日本や北日本では晴れの日が多く、特に東日本の日本海側ではフェーン現象が発生し高温を記録、真夏日(日中最高気温が30度以上の日)や猛暑日(日中最高気温が35度以上の日)が観測されたことから、東日本や北日本の人口の多い地域で搬送人数が多くなったようだ。

↑ 東京都の最高気温と天候(2019年8月12日~8月18日)
↑ 東京都の最高気温と天候(2019年8月12日~8月18日)
↑ 大阪府の最高気温と天候(2019年8月12日~8月18日)
↑ 大阪府の最高気温と天候(2019年8月12日~8月18日)
↑ 熱中症による救急搬送状況(救急搬送人数上位都道府県、人)(2019年8月12日~8月18日)
↑ 熱中症による救急搬送状況(救急搬送人数上位都道府県、人)(2019年8月12日~8月18日)

消防庁では今件熱中症の救急搬送者の統計ページにおいて、熱中症対策のリーフレットを配布している。また、関連省庁の熱中症に係わるページへのリンクも配し、さまざまな官公庁の対策状況や情報を確認できる。各自治体でも情報提供を展開中(一例:熱中症に注意しましょう(横浜市 健康福祉局))。

↑ 熱中症の応急手当。消防庁配布による熱中症対策のリーフレットから抜粋
↑ 熱中症の応急手当。消防庁配布による熱中症対策のリーフレットから抜粋

8月も下旬に入り、残暑を覚える時期となったものの、日中の最高気温が30度を超え、真夏日を観測する日々は継続中。熱中症に関する正しい知識やノウハウを再度確認し、自分自身はもちろん周囲の人も併せ、健康管理に留意してほしいものである。

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(注)本文中のグラフや図表は特記事項の無い限り、記述されている資料からの引用、または資料を基に筆者が作成したものです。

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(注)グラフ中の「ppt」とは%ポイントを意味します。

(注)「(大)震災」は特記や詳細表記の無い限り、東日本大震災を意味します。

(注)地域別天候と気温のグラフにおける気温の文字の色で、赤文字は真夏日(日中最高気温が30度以上)、赤文字・枠囲みは猛暑日(日中最高気温が35度以上)を意味します。

(注)今記事は【ガベージニュース】に掲載した記事に一部加筆・変更をしたものです。