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ノルウェー連続テロ受刑者が住民登録での「氏名」を変更し、まるで別人に

鐙麻樹北欧・国際比較文化ジャーナリスト|ノルウェー国際報道協会役員
ブレイビク受刑者がいつの間にか法的な氏名を変更していた(写真:ロイター/アフロ)

2011年に起きた連続テロ事件で77人を殺害したアンネシュ・ベーリング・ブレイビク受刑者が、氏名を変更していたことが判明した。

9日にVG紙の速報で伝えられ、地元のメディアは一斉にこのニュースを大きく伝える。VG紙に対して、ストールヴィク弁護人はこれを認めている。いつ氏名が変更されたかは、弁護人は回答を避けている。

ノルウェーでは本人の希望で、法律上の氏名の変更が可能。変更はオンラインで受け付けており、申請が受理されるまでの期間はおよそ3週間ほどとされている。

ブレイビク容疑者の現在の氏名は、住民登録で「Anders Behring Breivik」から、「Fjotolf Hansen(フィヨトルフ・ハンセン)」へと変更されている。

連続テロ犯の氏名の変更は、VG紙が報道しなければ知られることはなかった。

Text:Asaki Abumi

北欧・国際比較文化ジャーナリスト|ノルウェー国際報道協会役員

あぶみあさき。オスロ在ノルウェー・フィンランド・デンマーク・スウェーデン・アイスランド情報発信15年目。写真家。上智大学フランス語学科卒、オスロ大学大学院メディア学修士課程修了(副専攻:ジェンダー平等学)。2022年 同大学院サマースクール「北欧のジェンダー平等」修了。ノルウェー国際報道協会 理事会役員。多言語学習者/ポリグロット(8か国語)。ノルウェー政府の産業推進機関イノベーション・ノルウェーより活動実績表彰。著書『北欧の幸せな社会のつくり方: 10代からの政治と選挙』『ハイヒールを履かない女たち: 北欧・ジェンダー平等先進国の現場から』SNS、note @asakikiki

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