ワームじゃなくてもバスは釣れる!覚えておくべき3つのクランクベイトの魅力
バス釣りを象徴するルアーの一つ「クランクベイト」は、ソフトベイトの使用頻度がどうしても高くなるトーナメンターにとっても必需品なのだという。国内最高峰バス釣りトーナメントカテゴリー・JBトップ50に参戦する若手・小松友哉さんにお話をうかがった。 【画像】「変幻自在」甲殻類であり小魚でもあるクランクベイト
泳ぎも効率も速い!!クランクベイトの魅力を再確認!
小松「クランクベイトはスピード感が強力な武器となるルアーです。当然、試合絡みの釣りにおいてもなくてはならない存在となっています」 小松さんの言うところのスピード感とは、リーリングスピードもそうだし、効率的な意味も持ち合わせているという。 小松「しかも小魚から甲殻類まで、様々なバスのベイトとして扱うこともできてしまうんです。それでいて、リップのお陰で誰が巻いても意図した水深でしっかりとバスにアピールしてくれるオートマチックなルアーでもある。だからこそ、複数種類用意する必要があったりもするのですが…」
オートマチックにガンガン探れる
リップの付いたクランクベイトは誰が巻いても基本的にはその実力が発揮される最適なレンジを泳いでくれる。いわばオートマチックなルアーだ。比較的速めのリーリングスピードにも対応し、また根掛かりに対しても耐性を持つので気負いすることなくガンガン投げてスピーディーに探っていけるのだ。 小松「速く巻いて使えるというのもそうですが、ハードルアーだからこそのアピール力も大きな武器。柔らかいものでは出せない水の撹拌で、カバーの下のバスに対しても存在を主張することができます。その点においてもスピーディーであると言えますよ」
甲殻類であり小魚でもある
クランクベイトは使い所が広く、その場に応じてバスの捕食対象として振る舞うことができる。ボトム付近を巻けばザリガニが逃げる様子を演出できるし、中層を巻けばベイトフィッシュに、また岸際から巻き始めることで水面に飛び込んだカエルにすら化けることができるのだ。 小松「岸際なのか?ボトムなのか?沖なのか?投げる場所によってそこに適したベイトになりきってくれるのがクランクベイトです。水面やボトムなど、それらの捕食対象が追い込まれて食べられるというところまで想像できるとなおいいと思います」。