【現役保育士がアドバイス】食事、お出かけ、着替えの“あるあるイヤイヤ”対処法
1才ごろから始まる「イヤイヤ期」への対応に頭を抱えるママ・パパは多いですよね。とくに食事、お出かけ、着替えは、日々の生活を送る上で避けては通れない場面で、赤ちゃんのイヤイヤが始まると大変です。そこで、赤ちゃんの“あるあるイヤイヤ”の対処法について、YouTubeやSNSなどで現場目線での保育&子育て情報を発信している現役保育士のあつみ先生に聞きました。 【画像】最新の脳科学でわかった、0カ月から10歳の子どもの脳の領域【専門家】
[食事のときのイヤイヤ]食べたいものが口に運ばれないと「イヤ!」(1才6カ月)
[あつみ先生より] 自分で手づかみ食べをしたり、スプーンを使って食べたい気持ちが強くなる時期です。大人が食べさせてあげるのではなく、食材をスティック状など手づかみで食べやすい形にしたり、スプーンですくいやすい大きさや形に切るなどして、子どもが自分のペースで食べることを楽しめる工夫をしてみましょう。
[食事のときのイヤイヤ]おやつがなくなると「もっと!」と怒る(1才1カ月)
[あつみ先生より] 「もうないよ」などと言葉だけで伝えようとしても、まだ理解できない時期です。おやつを小皿に取り分け、完食したあとに子どもが「もっと」と言ったら、空になったお皿を見せながら「全部食べたからもうないね」と伝えてみて。あとは「おやつの次は何で遊ぶ?」と誘うなど、ほかに楽しいことがあるとわかると、気持ちを切り替えやすいです。
[お出かけのときのイヤイヤ]一人で歩きたがり、手をつなごうとすると「イヤ!」(1才8カ月)
[あつみ先生より] 「自分で歩きたい」という気持ちが強い時期ですよね。安全な場所で一人で歩ける時間をたくさんとると、満足して手をつないでくれることが増えるでしょう。あとは「この線の上を歩こう」「壁に手をつけながら歩こう」「電車ごっこみたいに並んで進もう」など遊び感覚で手をつなぎながら歩ける提案をしても。本当に危ない場所ではしっかり手をつなげるように、手をつなぐ練習は短時間から取り入れていきましょう。
[お出かけのときのイヤイヤ]買い物中、「そっちじゃなくて、こっちに行く!」(2才0カ月)
[あつみ先生より] 大人の買い物につき合うのは、2才の子にとっては退屈なのかなと思います。子どもが退屈しないようにするには、役割を与えてあげるといいでしょう。たとえば、「◯◯を探しているんだけど、一緒に探してくれる?」「これをカゴに入れてくれる?」など、子どもが一緒に買い物をしている感覚になれる声かけをしてみて。