「変わった服は選ばない」人気スタイリストが新調した「コーディネートが可愛くなる」ニット
毎日のように新しい服を手にするスタイリストという職業。そんなファッションのプロは服のどこを見てどう選ぶ?買い物の一助になりうる視点をクローズアップ。 ≫【写真・ニットのプライスなど詳細▶全22スタイルの一覧】 普通のニットでなぜ可愛い? 人気スタイリストに聞いた「コーディネートが可愛くなる」理由があるニット 【スタイリスト・樋口かほりさん】 カジュアルをベースに、「ふつうなのに新鮮」の絶妙なバランスに業界でもファンが多数。自身の買い物はネットよりもショップで手にとって吟味したい派。
【まずは基本中の基本だけで】 黒リブニットとブルーデニムという何度も見てきた組み合わせも、ひとつひとつが更新されているから前向きになれる。着方にも新鮮さを味わえる工夫がアリ。 わかりやすい更新ポイントは、黒ニットのそでの長さ。このたるみのかわいさを生かしたいので、タックINしてほかはミニマルにまとめました。小物もシンプルな黒のレザーで統一。デニムといえども緊張感があるので意外とシーンを選びません。 そんな表情を少しくずすための役割としてストールを携帯。手に持ったり、肌寒くなったら首に巻いたり、1つあると1日の中で着こなしに変化を期待できます。基本カジュアルなので、紹介するすべてのスタイリングにピアスは必須。ナチュラルなメイクが似合う服でもあるので、女っぽさを補う要素としてもピアスがあると安心します。
【直接的な女っぽさより女っぽく見えるもの】 「大きめニットと華奢な小物の対照的なバランスが、女性らしさを引き寄せるポイント。女っぽさのあるスタイリングにしたいとき、直接的な女性らしいデザインを選ぶよりは、メンズやユニセックスのニットで“引き立てる”ほうがむしろ女っぽい。 メンズアイテムはすそがきゅっと締まったデザインが多く、自然とメリハリが出せるのもよく着る理由のひとつ。そのぶん、小物はわかりやすく女性らしい華奢なアイテムでバランスをとります。柄もサイズも振り切ったマニッシュさだけど、ボタンを開けてデコルテ見せが可能。ルーズさと緊張感のバランスがとりやすい」(樋口さん) ポロニット(メンズ)/Gapアイボリーショートパンツ/SEA(エスストア) ベージュバッグ/MIUUR(ショールーム セッション) ミュール/SeaRoomlynn
Composition&Text_GISELe