オトナの6割が「読解力不足」を実感!長文が読めない、集中が続かない…34%が年間の読書0冊
2:文章がなかなか頭に入ってこない
目で文字を追ってみるものの「内容を理解する」のに苦戦しているケースも。 「何を述べているのか頭に入ってこない」(60歳男性/会社経営・役員/年間0冊) 「以前はスッと頭に本の内容が入ってきたが、読み込まないと理解にたどり着けないとき」(44歳女性/総務・人事・事務/年間5冊) 「文字が頭に入ってこない」(60歳男性/総務・人事・事務/年間2~3冊) 文章の趣旨を理解したり、行間を読んだりすることが苦手になったという声が多く寄せられました。公私ともに忙しく、文章に入り込む余裕がない、という声もありました。
3:難しい内容の文章が読解できない
難しいと感じた文章に苦手意識を持つ人もいました。 「内容が難しいと感じたとき、すっ飛ばして読みます」(25歳女性/営業・販売/年間0冊) 「読むほどに理解が追いつかないこと。難しく書かないでほしいです。新聞ほど読みにくいものはないです」(42歳女性/その他/年間0冊) 「ちょっとわかりにくい言い回しの内容の文章だと、何を言いたいのかわかりにくいことがある」(52歳男性/その他/年間0冊) 「日経新聞の専門記事の内容がなかなか頭に入ってこない」(68歳男性/金融関係/年間15冊) 文章の内容が理解しづらいとき、用語を調べたり、読み返したりする「手間」が生じます。そのような手間を避けて「読むのをやめる」「読み飛ばす」などの声がありました。わかりにくい言い回しや難解な単語を使う書き手を責める声も見られました。
4:1度読んだだけでは理解できないことがある
ある程度、読書習慣がある回答者からは「1度読んだだけでは、理解できないことがある」という声がありました。 「ニュース記事をサラッと読み流してしまい、主語が誰なのかを理解しないまま記事の終盤で内容が理解できていないことに気がついたとき」(47歳男性/総務・人事・事務/年間10冊) 「速読しすぎて、結局は2度読みしてしまう」(46歳女性/主婦/年間10冊) 「自分の専門分野の記事を読んでわかった気になっていたが、再度読み返すといまひとつ理解していなかったことがあった」(56歳男性/技術職/年間2~3冊) 「斜め読み・飛ばし読みばかりしているので、いざ読もうとするとき逆に時間がかかってしまうことがあります。そのせいで、2度読み3度読みすることも」(51歳男性/会社経営・役員/年間5冊) 「小説を読むのにはまっているが、意味を理解できず同じ部分をループすることがよくあるから」(29歳女性/学生・フリーター/年間15冊) 昨今ではスピーディーに読む「速読」がよいこととされていますが、速読と精読を両立させることはできません。もし、読み返して内容を理解できているのなら、それは読解力不足とは言い切れないのかもしれません。