危機管理アドバイザーが伝授する、災害時の安否確認方法。電話よりもSNS、災害用伝言ダイヤル「171」の使い方は?
豪雨や地震などの災害に見舞われた際に役立つ知恵をまとめました。非常時にこの記事を参照することで、落ち着いて行動する助けになることを願います(編集部)(イラストレーション◎seesaw.) 【災害用伝言ダイヤルの使い方を解説】 * * * * * * * ◆安否確認・連絡方法 災害時は電話回線がパンクし、がりにくくなります。助けを求める、安否を知らせるために、少しでも連絡が取りやすい方法を試しましょう (1)LINE、SNS LINEでメッセージを送る。X(旧Twitter)、Facebook、InstagramなどのSNSに安否を投稿する。インターネット回線を使用するため、携帯電話や固定電話での通話に比べて連絡が取りやすい (2)三角連絡法 被災地から離れた場所に住む家族や親戚、知人に電話し、家族などへの伝言をお願いする。事前に、中継点となる人物(電話番号)を決めておくとよい
(3)公衆電話 災害時優先電話のためがりやすい。電話回線から電力供給を受けており、停電時も電話がかけられる (4)災害用伝言ダイヤル・伝言板 被災地への通信が増え、電話ががりにくい状況になった場合に提供される“声の伝言板” 1,「171」に電話をかける 2,録音するには「1」、メッセージを聞くには「2」を選択する 3,電話番号を市外局番から入力(携帯電話番号でも可能) 4,伝言を録音、または再生する
◆情報収集 状況は刻々と変わっていくため、正しい情報を把握することが大切です (1)公共の情報を確認 テレビ、ラジオ、防災行政無線、政府や自治体のウェブサイトで今起きていることを把握する (2)防災アプリで確認 それぞれの自治体や企業が開発している防災アプリで、災害情報や地域の状況を確認する。自治体以外でも、119番通報をしながら周囲にSOSを発信できる緊急情報共有アプリ「Coaido119」などもある(iPhoneのみ対応)
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