Uber Eats配達員が三輪バイクに乗り換えるか本気で考えてみた
私はヤマハPCXでUber Eats配達員をやっています。3000回ぐらい配達してきましたが、いつしか「ピザ屋やハンバーガー屋などのデリバリーいいなぁ」と思うようになっていました。なにせ彼らの相棒は、三輪バイクですから。 【画像】いま売れ筋のバイクヘルメットTOP5[2024秋] Uber Eats配達員が稼ぐには悪天候の日に長時間稼働することが基本。雨や風に耐えなくてはいけません。安全性、積載性、どちらをとっても二輪より三輪のほうが優れているのでしょう。メリットが大きければ乗り換えようかなと思い、いろいろ調べてみました。この記事では、二輪バイクで配達しているUber Eats配達員が、よりたくさん稼ぐために三輪バイクの導入を検討してみた結果を紹介します。
Uber Eats配達員が乗っている三輪バイク
私のまわりのUber Eats配達員がよく乗っている三輪バイクは、“ホンダ ジャイロキャノピー”と“ヤマハ トリシティ125”です。 2024年11月時点で、ホンダの3輪バイクであるジャイロシリーズには、ジャイロXとジャイロキャノピーがラインナップされています。両者の違いはいろいろありますが、分かりやすいところでは、屋根の有無。ジャイロXは屋根なし、ジャイロキャノピーは屋根ありです。両者とも50ccの原付一種というところは共通しています。 トリシティは125cc、150cc、300ccから選べます。Uber Eats配達でもよく見かけるのは、125ccです。これは126cc以上だと、ナンバーを業務用のいわゆる緑ナンバーにする手間があるためです。
Uber Eatsの配達で三輪バイクを採用するメリット
────────── 車体が安定しているので、長時間稼働でも安心感がある ────────── ジャイロキャノピーは自立しますし、トリシティ125は「めざせ、ころばないバイク。」をコンセプトに開発されただけあって、そうそう転ばない安心感があります。雨の日長く稼働していると、集中力が切れてきますから、これはうれしい。 元気なときは、マンホールや白線を踏まないように走れますが、疲れるとどうしても油断して踏んでしまうこともあります。神経をとがらせて、私が走行しているときでも、三輪で気楽に走っていく様子はちょっとうらやましい。 ────────── 大型のボックスを載せられて、大量案件も平気 ────────── ジャイロキャノピーもトリシティ125も、大きいものだと100Lのボックスを後付け可能。とくにジャイロキャノピーは荷台があるので、縦長のボックスを付けられたり、他のバイクにはない荷物を運ぶことに特化した特長を持っています。 極稀ですが、「遅くまで残業している社員用の夜食、牛丼15人前!」など大量に運ぶ案件に当たります。大量案件は他の配達員と分けて運ぶこともできますが、工夫すればボックスに入れられそうだと、詰め込んでしまうんですよね。無理に食事を詰めると崩れることもありますし、それらが余裕で積めるのはありがたいです。 ────────── 屋根がある、後付けできるので風雨に強く長時間稼働できる ────────── 三輪バイク特有のメリットではありませんが、ジャイロキャノピーは屋根があり、トリシティ125は社外品ですが屋根を後付けできます。 Uber Eats配達員は悪天候こそ喜んで稼働するのは前述のとおり。とくにおいしいのはゲリラ豪雨のときです。激しい風雨で自転車や二輪バイク配達員が脱落していくなか、屋根付き三輪バイクの配達員は高単価案件を獲得し、元気よく走っている印象があります。