30代で「年収400万円」ですが、父親は40代で「年収600万円」だったそうです。自分も目指したいのですが、到達するのは難しいですか?“中小企業”では難しいのでしょうか?
年収600万円の人は昔に比べて増加しているのか? 中小企業の賃上げは?
同調査によると、年収600万円以上の男性の割合は平成26年が28.9%だったのに対し、令和4年は33.4%と増加しています。 また従業員100人未満の企業では、平成26年に比べて令和4年のほうが年収600万円以上の男性の割合が約5ポイント増加しているのに対して、500人~999人規模の企業では0.6ポイント、1000人以上4999人の企業では2.1ポイントしか増加していません。 このように中小企業のほうが平成26年のときよりも、年収600万円以上の男性割合の増加率が大きくなっているので、現在勤めている会社の賃上げペースが順調なら、大企業に転職するのではなく、今の会社で昇給・昇格を目指すのも良いでしょう。
まとめ
30代男性の平均年収は400万円を超え、40代男性の平均年収も600万円を超える金額となっています。しかし事業規模別に見ると従業員1000人以上の会社では年収600万円以上の割合は高いですが、事業規模が小さくなるほど年収600万円を超えるのは難しくなります。 しかし中小企業でも賃上げは進んでおり、また昔と違って現代では転職や副業、投資の環境も整備されていますので、自分に合った方法で年収600万円を目指すことは可能だといえるでしょう。 出典 国税庁 令和4年分 民間給与実態統計調査 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部