【7月~8月支給】定額減税しきれない人に向けた「調整給付金」の準備が進む。私は対象?
具体的な手続きは自治体によって異なるので注意
調整給付自体は基本的にどの自治体でも実施されますが、細かい制度や進め方は各自治体に委ねられていて、プロセスが異なるので注意しましょう。 たとえば、鳥取県伯耆町のケースでは「公金受取口座登録」というものをあらかじめ実施している方は、手続きなく「支給のお知らせ」が届き、お知らせの内容に従って振り込みが実行されます。 登録がない方は、いずれ届く「支給確認書」を2024年10月31日までに返送しなければなりません。 ●調整給付の手続きを不要とする自治体も 公金受取口座登録があれば、口座変更などの事情がない限り手続き不要となっている自治体は複数あります。たとえば群馬県前橋市なども該当します。 同市では、「公金受取口座登録」がある世帯に対し、2024年7月8日に振込確認通知書(はがき)が送付済みです。 口座変更・辞退などの特別な事情がなければ、8月上旬に公金受取口座へ支給されるプロセスです。 登録がない場合には2024年7月8日以降に確認書が届きます。こちらを返送すると、支給が進められます。 確認書での申請期限は2024年10月31日です。 また、兵庫県明石市においても同様に申請期限を10月31日必着としています。 一方で、2024年7月時点では対応が確定していない自治体も見られます。 新潟県長岡市は「対象となる方には、市から8月上旬頃にご案内の文書をお送りする予定です。手続きの方法など、詳細が決まりましたらこのページにてお知らせします。」と記載があり、手続きの要否やプロセスが後日公開される予定です。
まとめにかえて
対象となる世帯にとって、現金が支給される「調整給付」はありがたい存在となるでしょう。 一方で、事務が煩雑であることなどから自治体によりスケジュールの違いが出ています。 最新の情報を確認するようにしましょう。
参考資料
・首相官邸「経済を好循環へ 定額減税を実施します」 ・牛久市「どのような経緯で定額減税を実施するのですか」 ・明石市「「定額減税しきれないと見込まれる方」への給付金(調整給付)」 ・伯耆町「定額減税しきれないと見込まれる人への給付金(調整給付)【8月発送予定】」 ・前橋市「定額減税補足給付金(調整給付金)について」 ・長岡市「定額減税しきれないと見込まれる方への給付金(調整給付)について」 ・明石市「「定額減税しきれないと見込まれる方」への給付金(調整給付)」
太田 彩子