11月スタートのおすすめ展覧会13選:「ポケモン×工芸展」、毛利悠子、ソフィ・カルとトゥールーズ=ロートレックなど【2024年版】
【東京】「APK PUBLIC Vol.1」(TODA BUILDING)
新たなアートスポットとして注目を集める超高層複合ビル「TODA BUILDING」が11月2日に開業する。3階にはギャラリーコンプレックスが設けられ、1階と2階の共用空間にはパブリックアートが登場するほか、戸田建設が進めるアート事業「ART POWER KYOBASHI」の一環であるパブリックアートプログラム「APK PUBLIC」により、新進アーティストやキュレーターの作品発表の場として活用される。第1弾となる「APK PUBLIC Vol.1」では、キュレーターに飯田志保子を迎え、小野澤峻、野田幸江、毛利悠子、持田敦子の作品が展示される。また、1階のGallery & Bakery Tokyo 8分では、友沢こたおの新作個展「Fragment」も開催される予定だ。 会場:TODA BUILDING 会期:11月2日~2026年3月終了予定
【東京】「鳥 ~ゲノム解析で解き明かす新しい鳥類の系統~」(国立科学博物館)
国立科学博物館では、初となる鳥類をテーマとした展覧会が開催される。本展は、急速に発展するゲノム解析研究により明らかになった最新の進化系統をもとに、鳥類の特有な体の構造や生態を紹介しながら、鳥たちの多種多様な進化の謎を解き明かすものである。家禽やペットとして人間の生活に深く関わり、畏敬や愛玩の対象として身近に存在する鳥類の不思議で魅力的な姿を知る貴重な機会となる。 会場:国立科学博物館 会期:11月2日~2025年2月24日
【東京】「百草蒔絵薬箪笥と飯塚桃葉」(根津美術館)
根津美術館が所蔵する、飯塚桃葉(初代)が制作し、阿波徳島藩主・蜂須賀家に伝来した「百草蒔絵薬箪笥」が新たに国の重要文化財に指定された。これを記念し、本展は薬箪笥の豪華な内容物を一挙に展示し、蓋裏の美しい百草図を手がかりに、18世紀後半の博物学と美術の背景を探る。飯塚桃葉の代表作を一堂に見ることができる貴重な機会になりそうだ。 会場:根津美術館 会期:11月2日~2024年12月8日
【東京】「三菱一号館美術館 再開館記念 『不在』―ソフィ・カルとトゥールーズ=ロートレック」(三菱一号館美術館)
設備メンテナンスのため、2023年4月から長期休館していた三菱一号館美術館が、11月23日に再開館する。リニューアル・オープンの最初の展覧会として、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック(1864~1901)とソフィ・カル(1953~)のコラボレーション展が開催される。両作家に共通する「不在」をテーマに掲げ、当事者が関わることができない展覧会や美術館活動の「存在」について考えていく内容となる。 会場:三菱一号館美術館 会期:11月23日~2025年1月26日