大阪府の吉村知事「2月末日をもって緊急事態宣言の解除要請をしたい」
きちんと次の段階的解除をすることを前提に解除要請を国に行いたい
吉村知事は、それらの意見が発表された後「今後注意しなければならない点として、3月中旬から下旬、4月の頭には歓送迎会、入学式、卒業式、入社式、人が府県をまたいで動いていく、非常に警戒しなければならないし、実際は去年ここで波が起きて緊急事態宣言になっています。ここは本当に注意しなければならないところなんだと思っています」と述べた。 そして「そういった意味でも解除要請するとしても段階的に解除しなければならないと思ってますから、今は解除相当だろうと。ただその先、段階的解除をすべきというご意見が多いので、大阪府の判断として感染状況、医療のひっ迫状況を見た時に緩和もしてきている、緊急事態宣言に伴う状況を考えた時に、きちんと次の段階的解除をすることを前提に解除要請を国に行いたいと思います」と述べた。
日々の感染対策が非常に重要
吉村知事は、会議終了後に報道陣の囲み会見に応じた。会見で吉村知事は「現在の大阪の陽性者の状況、病床使用率を見た時に専門家のみなさんのご意見もお伺いして、今月2月末をもって緊急事態宣言の解除を国に要請いたします」と改めて述べた。 そして「やはりリバウンドを防ぐ、段階的な解除をすることが非常に重要だと思っています。ですので、解除するかどうかも国の判断ですが、仮に2月末で解除になったとしても、段階的に解除をしていく、大阪の繁華街部分については時短の要請を一時間のばす形でもお願いしますということで、少しずつ解除していきたいと思います。府民のみなさんにおかれましても社会経済と感染対策を両立させることが重要なので、日々の感染対策が非常に重要になってくるので、そのご協力を引き続きお願いしたいと思います」と、あらためて府民に向けて感染対策を行うよう呼びかけていた。
来週中にも3府県の会議を行いたい
また、京都府、兵庫県と足並みをそろえて一体で進めていくことも改めて強調。吉村知事は「解除要請する場合であっても三者一体で進めていくべきだと思っていますので、京都、兵庫の方針決定を受けた場合に国に対して解除の要請をしてまいりたいと思います。京都兵庫については、本日の大阪府の決定も踏まえて、改めて協議をし来週中にも3府県の会議を行いたいと思います」と述べた。