「次の箱根駅伝」はどうなる 再び青学vs駒澤の2強時代に? 早稲田、中央ら“伸びしろ”感じる大学は
鮮烈な箱根デビューとなった本間だけでなく、経験を積んだ岡田開成(1年)、佐藤大介(1年)、さらに柴田大地(2年)、鈴木耕太郎(2年)、藤田大智(2年)、田原琥太郎(1年)と下級生に高校時代から実績を残している有望株が多い点が非常に楽しみ。直前に体調不良者が続出して箱根13位で終えた前回とはスタート地点が異なり、下級生が期待通りに成長すれば、再び「3位以内」を堂々と狙えるチームになれるはずだ。 その他、今回の箱根2区で異次元の走りを見せて前評判通りの“最強っぷり”を披露したリチャード・エティーリ(2年)を擁する東京国際大、5区で区間3位の走りを見せた斎藤将也(3年)が次回も健在の城西大、エース・吉田響は卒業するが、3区で区間2位のスティーブン・ムチーニ(2年)を含めて今回の箱根10区間中8人が残る創価大も、変わらずに上位を狙える戦力を整えられるはずだ。 令和となって以降の6大会で、青山学院大が4度、駒澤大が2度の優勝を飾ってきた。予想では次回の第102回大会も“青学vs駒澤”の「2強」になりそうだが、他の大学の追い上げ次第で「3強」、あるいは「5強」の“戦国模様”となる可能性もある。長いようで短い1年。今回敗れたチームは、すでに新たな戦いへ向けてスタートを切っている。
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