「毎晩、オオタニのホームランを楽しみにしている」アーロン・ジャッジが明かした“大谷翔平への熱視線”「まったくヤツは…球界ベスト選手だよ」
大谷翔平と同様にア・リーグで本塁打と打点の2冠に輝き、MVPを受賞。名門ヤンキースの主砲アーロン・ジャッジは、好敵手の異次元の記録、桁外れなプレーをどう見ていたのか。驚嘆や共感が入り混じる、特別な感情を明かした。 発売中のNumber1111号に掲載の[最強ライバルの熱視線]アーロン・ジャッジ「毎晩、ヤツのホームランが見たい」より内容を一部抜粋してお届けします。 【写真】「とても美しくてビックリ!」日本人が驚いた“ナマ翔平&真美子さん”の華麗すぎるウォーキング姿。「大谷さん…Tシャツはち切れそう…」ムキムキすぎる腕と胸板! じつはジャッジと仲良し&ベッツと親愛ハグなど【ショウヘイの愛される日々】も全部見る 互いに満票でMVPに輝いたヤンキースのアーロン・ジャッジとドジャース大谷翔平は今季、印象深いマッチアップを何度か繰り広げている。 その1つは、7月16日にテキサス州アーリントンで行われたオールスター戦だった。両チームが無得点で迎えた3回、「2番DH」で出場した大谷が無死一、二塁で2度目の打席に入ったとき、ジャッジはセンターの守備位置に立ちながらちょうど現地中継テレビ局FOXのインタビューを受けていた。米国では大手のテレビ局が試合を放送する場合、レギュラーシーズン中でも試合中に守備をしながらマイクをつけて放送席のアナウンサーからインタビューを受けることがよくあり、ましてやオールスターのような祭典では欠かせないものとなっている。
呆気にとられるホームラン
大谷が打席に入ったタイミングで、アメリカン・リーグの4番でもあるジャッジは「ショウヘイ・オオタニのことをどう思う?」と問われた。レッドソックスの右腕タナー・ホークと対する大谷は1、2球目にボールを選び、打席が続いていた。 「信じられないね。毎年、大変なことをやってのけている。今季はトミー・ジョン手術のリハビリの年なのに(オールスター時点で)打率3割1分6厘、29本塁打とか、そんな成績を挙げている。本当にとてつもないことだよ」 その最後のひとことを口にした瞬間だ。大谷がライトスタンド1階の深いところへ打球速度167kmの強烈な3ラン本塁打を放った。センターを守っていたジャッジは、ライトにいたヤンキースの同僚フアン・ソトと顔を見合わせて苦笑しながら、呆気にとられた様子で首を横に振っていた。 ドジャースがヤンキースタジアムに遠征して戦った6月9日は、ジャッジが大谷との「スピード競争」に敗れ、舌を巻いたこともあった。2点ビハインドの8回に先頭で打席に入った大谷が二塁打を放ち、次のフレディ・フリーマンの内野ゴロで三塁に進むと、4番ウィル・スミスのライトへの犠飛でホームに滑り込み1点差に詰め寄った。浅いフライだったためライトにいたジャッジが素早い動作で捕手へワンバウンドで好返球したが、際どいタイミングで大谷がセーフとなった。MLB公式データによると、この本塁への返球は93.4マイル(約150km)でその時点でのジャッジのシーズン最速だった。試合後、ジャッジはその場面を振り返り、こう言った。 「まったく、ヤツは足が速い。普段、打球がバットから放たれたと同時に全力で走る選手だから、正確ないい返球をしなければと考えていた。僕が95~96マイル(約153~155km)を投げられたら刺すチャンスがあったかもしれないね。彼はとんでもない俊足でとてつもないアスリートだ。どこにでも打球を飛ばせるし、体調万全なら投球もするし、浅いフライでもタッチアップでセーフになる。球界ベストの選手だよ」
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