老化サインは「足」に出る! 更年期不調や脳にも“脚のセルフケア”が効果的な理由とは? 40代からは足の健康状態をチェックして|STORY
当てはまった症状には、こんな原因や病気の可能性が潜んでいます!
(1)~(10)の症状は、加齢や更年期・出産などによるホルモンバランスの変化も含んだ複合的な理由の相互作用で発症したり、症状が悪化したりしていきます。 (1)乾燥していたり、湿疹・かゆみがある (2)皮がむけたり、ひび割れたりしている →乾燥性皮膚炎、新陳代謝の低下、合わない靴による摩擦・圧力、水虫 (3)むくみやすかったり、つりやすい (4)タコやイボができている (5)爪や脇の皮膚にくい込んでいたり、内側に巻き込んでいる (6)親指が小指側に/小指が親指側に変形し「くの字」のようになっている →脚や足指の筋力低下・運動不足、扁平足(足裏のアーチ崩れ)、外反母趾・内反母趾、合わない靴による摩擦・圧力 (7)指の第二関節が地面から浮いていて、指先が下を向いている (8)足裏の指の付け根あたりが痛くなる →浮き指、脚や足指の筋力低下・運動不足、扁平足(足裏のアーチ崩れ)、外反母趾・内反母趾、合わない靴による摩擦・圧力 (9)血管が浮き上がってきていたり、模様のように透けて見えている (10)脚の付け根や太ももの内側、ふくらはぎにコブのようなものがある →下肢静脈瘤、脚や足指の筋力低下・運動不足、扁平足(足裏のアーチ崩れ)、外反母趾・内反母趾、合わない靴による摩擦・圧力
→病院への早めの相談と、日頃の正しいセルフケアによる予防医療が大切です
■久道先生からの解説 足の諸症状の原因は複合的であることが多いですね。間違った靴選び、加齢、更年期や出産などによるホルモンバランスの変化、体重の増加、運動不足などによる機能低下などがその原因は様々で、しかも同時に発生していることもしばしばです。40代女性に焦点をあてると、更年期ころからエストロゲンの低下がはじまり、最初の5年でコラーゲンが約30%も低下するといわれています。筋力が落ちてくると、ふくらはぎが使えなくなって、むくみ・冷え…といった症状が出てきます。さらに体重増加や筋力不足で足の関節や骨への負担が増えると、足の裏のアーチが崩れ、 扁平足になりやすくなる。加齢とともに足のサイズが大きくなっていくのはしばしば扁平足が原因です。それ以外にも外反母趾や内反母趾などの変形も起こりやすくなるのです。多少痛くても、「大したことない」と思い込まず、早めに病院やフットケアに相談することが重要です。そして、顔のスキンケアと同様に、日頃のセルフケアも大切にしてください。