老化サインは「足」に出る! 更年期不調や脳にも“脚のセルフケア”が効果的な理由とは? 40代からは足の健康状態をチェックして|STORY
「チョキ」は親指だけ立てて、残りの指は内側に折り込む。チョキが難しいときは先にパーの形をやってみる。
「パー」できるだけ足指を大きく広げる。ヒールを履いた日などは特にしっかり行うとよい。 【グーチョキパー】 足のグーチョキパーも内在筋トレーニングの一つ。チョキは親指を下にする方法もできると良い。左右とも、グーチョキパーを10回ずつ繰り返す。
→更年期前から始める足のセルフケアと正しい歩行で、全身の健康を守ることができます。
■久道先生からの解説 全身の不調は、実は足からのサインで気づくことが多いものです。しかし、足のむくみや痛みはつい後回しにされがちで、その結果、体調の変化を見逃してしまうことも少なくありません。セルフケアを怠らず、日々の変化に敏感になることで、さまざまな身体トラブルを未然に防ぐことができるのです。一度崩れた健康を取り戻すのは容易ではありません。だからこそ、更年期を感じる前から予防的なケアを心がけることが大切です。 歩行の見直しもセルフケアの一つ。全身の健康を維持するための重要なステップです。正しい姿勢で歩くことで、骨盤底筋が鍛えられ、更年期に多い尿漏れの予防に繋がります。また、毎日の歩行を維持することは、認知症予防にも効果があります。つまり、「足の健康」と「歩行の習慣」が、「全身の健康維持」に直結しているのです。 毎日、軽やかに歩ける自分を保つためには、足の適切なケアが不可欠です。STORY読者の皆さんは、ヒールを履くことも多いかと思いますが、今の自分に合った正しい靴を選び、正しいフォームで歩くことを意識しましょう。その一歩一歩が、これからの健康を支える大切な基盤となるのです。
今回伺ったクリニックは……下北沢病院
日本では唯一の”足と歩行の総合病院”。整形外科、形成外科、心臓血管外科、糖尿病内科、循環器内科、内科、皮膚科など様々な観点から足を診察、治療を行う。また足の人間ドック 「足の見えるか検診」を実施し、足の健康に対する意識向上に 貢献しています。下北沢病院では、足の健康状態や不調を早期に発見するための「足の見えるか検診」を行っています。 ■医療法人社団 下北沢病院 世田谷区北沢2-8-16 理事長:久道勝也