歯を失うこともある「就寝中の歯ぎしり」予防や顎のダメージ緩和にツボマッサージが効果的
日常の気になる疑問を解決!歯を失う原因にもなる「歯ぎしり」!おうちでできるセルフチェックは?知って楽しいおもしろ雑学を友達や家族にも教えてあげよう。 【画像】歯ぎしり予防に効くツボ「下関」と「頰車」を図解
知って楽しい!おもしろ雑学
Q.歯を失う原因にもなる「歯ぎしり」!おうちでできるセルフチェックは? A.『アイスクリームの棒』を使うことで、寝ている間に歯ぎしりをしているかチェックすることができますよ。(中城歯科医院 医院長 中城基雄先生) 11月8日は「いい歯の日」。毎日のお手入れで健康な歯を保とうと、日本歯科医師会が制定した記念日だ。 いつまでも健康な歯を維持するために見逃せない「歯からのSOS」があると教えてくれたのは、中城歯科医院の医院長、中城基雄先生。 「虫歯や歯周病などはふだんから気にかけている人が多いのですが、見落としがちなのが寝ている間の『歯ぎしり』です。 特に、歯茎が弱ってきている中高年以降は歯ぎしりを放っておくと、歯周病を悪化させたり、知覚過敏の原因になったりもします。悪化すると、歯の神経まで刺激して、最悪、歯を失うことにもつながるんです」(中城先生、以下同) そもそも、寝ている間の歯ぎしりはなぜ起こるの? 「歯ぎしりの原因は非常にたくさんあります。ストレスなど心因性のものもありますが、上の歯と下の歯のかみ合わせの悪さからくることも多いです。 歯は本来、正しくかみ合う位置というのが決まっていて、その位置が少しでも狂うと、脳は『きちんとかみ合う位置を探さないと』と、寝ている間に無意識に顎をスライドさせて位置を探ることで、歯ぎしりが起こるんです」 かみ合わせのズレは50ミクロンという、コピー用紙約2枚分ほどの小さなズレが起こるだけでも、脳が異常だと感じてしまい、歯ぎしりを助長してしまうというのだ。 「つまり、虫歯で歯が削れていたり、歯周病などで歯を失っていて、何ミリものズレが生じていると、高確率で歯ぎしりをしてしまうのです」