“グルメ通”の地元記者だけが知る!本当は教えたくない名店【東北編】
捕鯨基地の町で続く石巻の名店「黄金寿司」/宮城
宮城で地元記者がおすすめする店は、 創業50年を超える老舗すし店「黄金寿司」だ。 国内屈指の捕鯨基地として栄え、今も商業捕鯨の拠点となっている“クジラのまち”石巻市鮎川浜に店を構える。 自慢はクジラ料理と世界三大漁場に数えられる三陸・金華山沖でとれた新鮮な魚介類だ。 看板メニューは金華丼(2500円)。クジラ肉やマグロ、エビなど10種類の海鮮がぜいたくに盛られている。中でもクジラ肉の赤身はかむほどにうまみが広がり、脂を含んだ白い皮は口の中でとろける。臭みはほとんど感じないのが黄金寿司のクジラ肉の特徴だ。 東日本大震災の津波で店舗が全壊し、震災後は仮設商店街に移って営業を続けた。2019年からは、鮎川浜にオープンした観光物産交流施設「Cottu(こっつ)」に移り、地元だけでなく全国から訪れるリピーターを迎え入れている。 今、店を切り盛りしているのは2代目店主の古内勝徳さん。地元自慢の海の幸を味わってもらうため、「仕入れには特に力を入れている」と話す。 6月には自慢のウニが旬を迎える。今年も忙しい夏になりそうだ。 (仙台放送) 《黄金寿司(こがねずし) 》 住所:宮城県石巻市鮎川浜南43-1「Cottu」内
地元愛あふれる同級生が始めた“うまみジュワー”な肉酒場 /岩手
岩手で地元記者がおすすめする店は、地域を元気にしようと同級生4人で始めた居酒屋「肉酒場 なにもん」。『うまい肉が食べられる居酒屋』をコンセプトに2024年の2月に北上駅前にオープンした。 店の自慢は、料理長の朝橋健太さんが和食やフレンチで修行を積んだ腕を存分に発揮する「いわて短角牛を使ったハンバーグ」1100円(税込み)。 あふれ出る肉汁と柔らかな食感、肉のうまみが楽しめる。 代表の千田新平さんは、「元々ハンバーグ専門店からスタートしていて、地元・岩手県を発信しようと、地元の短角牛を使ってこだわって作っている」と話す。 料理長の朝橋さんが「焼肉屋で牛タン屋みたいな牛タンを出そうと思って」と語る厚切り牛タンは客にも大好評だ。 肉の焼き加減からプロデュースした「厚切り牛タン」1430円(税込み)は、焼き方にこだわったジューシーかつ柔らかな食感でうまみがジワーッと広がる。 地元の食材にこだわっている「肉酒場 なにもん」だが、店の場所選びにも地元・北上への熱い思いがあった。 代表の千田さんは、「自分が小さい頃からあった北上駅前のビルで1階が空いていることが、地元民としてくやしいというか…。自分たちがこの1階に入ったことがきっかけで、北上市がもっと活発になったらいい」 と話す。 駅前にオープンした同級生4人の地元愛が詰まった居酒屋。仕事帰りに立ち寄ってみるのもおすすめだ。 (岩手めんこいテレビ) 《肉酒場 なにもん》 住所:岩手県北上市大通り1-3-1 おでんせプラザ 南館 1F