英メディアはリバプール南野のデビュー戦を絶賛「監督が傑出したと評価」「将来性が詰まっていた」「プレス能力が通用」
プレミアリーグの名門、リバプールに移籍したFW南野拓実(24)が5日(日本時間6日)、本拠地で行われたFAカップ3回戦のエバートン戦でスタメンデビュー。背番号「18」で3トップの真ん中のポジションで出場した南野は後半途中で交代したが70分プレーし、前半33分にはクロスにヘッドを合わせるなどした。得点に絡むことはできなかったがチームは、1-0で勝利、現地メディアは速報で南野のプレーを絶賛した。 メトロ紙は、「ユルゲン・クロップ監督が、エバートンを下した後、南野拓実のデビューを『傑出していた』と認める」との見出しを取って称賛した。 記事は、「日本代表選手(の南野)はアレックス・オックスレイド・チェンバレンと、試合の後半残り20分で交代するまで、リバプールのマージーサイド州のライバルチーム(エバートン)に対して彼の潜在能力の一端を披露した」と絶賛。 試合後、南野のデビューについて問われたクロップ監督のコメントを紹介。クロップ監督は、「彼はスーパーで、傑出していた。まさに我々が望んだ選手だった。練習を2度行っただけで、まだ分からないチームで迎えた最初の試合で傑出したサッカー技術と姿勢を見せてくれた。実に優れていた」と南野を高く評価した。 インディペンデント紙は、「南野のリバプールデビューは記憶に長く残らないかもしれないが、そこには将来性が詰まっていた」との見出しを取り絶賛した。 同紙は、「この試合が彼のデビュー戦だと感じなかったことが、もしかしたら南野に払われる最大の賛辞かもしれない。南野のリバプールデビュー戦ではゴールも、特別印象に残るプレーもなかったが、クロップ監督と、アンフィールドの他の決断者たち(チーム幹部)が、なぜこの(南野との)契約が道理にかなったものだと感じたかを容易に理解できた」と南野のデビュー戦に合格点を与えた。 「疲れを知らないスタミナ、ひるむことのない運動量、飽くことのない走力がイングランドサッカーを支配するクロップのチームの特徴だ。それらがレッドブル・ザルツブルグから725万ポンド(約10億2500万円)での(南野)獲得で具現化されたと我々は理解している。アンフィールドの観客は、10月にザルツブルグに4-3で勝利した試合で、南野が挙げたゴールを見ている。だから、このFAカップ3回戦のデビューを見る前から彼の才能を十分に知っていた。南野は疑いなくあの試合で最も目を引いた選手だった」と紹介。