英メディアはリバプール南野のデビュー戦を絶賛「監督が傑出したと評価」「将来性が詰まっていた」「プレス能力が通用」
「71分の交代で彼のデビュー戦が短く終わったすぐ後に、(地元の)トックステス出身で10代のカーティス・ジョーンズが、多くの若いリバプール市民が何年も心に描くようなゴールでエバートンを破ったのは不運な結果だった。それでも南野のプレーには才能の一端や将来性のある瞬間が詰まっていた。最も重要なこととして、クロップ監督が選手に求めるチームのスピードを彼は向上させ、その中でプレーを実践できていたこと」と評価した。 一方で「南野は今後、自らのプレーを向上させていく必要があるだろう。南野が(エバートンの)ジョーダン・ピックフォードが守るゴールに放ったシュートは、ヘッドを正確に合わせることができずディボック・オリジからの危険なパスをフイにした1度だけだった。後半には、ペナルティエリア外で最初のボールタッチが強く、また1度チャンスを作り出すのに失敗した場面があり、彼の影響力は、そこから消えていった」という厳しい見方も。 その上で「(後半の)アレックス・オックスレイド・チェンバレンとの交代は理解できる判断だった。だが南野がタッチラインへ向かう際には、アンフィールドのファンは、彼の仕事ぶりに暖かい拍手を送った。1分間でのハイタッチ回数の世界記録を樹立したこともある南野は、こういう拍手には慣れている。これは彼がレッズ(リバプールの愛称)で受ける最後の喝采となることはなさそうだ」と、スタジアムの様子を描写した。 地元のリバプール・エコー紙は、「クロップ監督はエバートンを1-0で下したFAカップでデビューを果たした南野について大満足だった」と伝えた。 クロップ監督の「彼は、まさに我々が望んだ選手だった」という試合後の談話を紹介。「南野は、FAカップの3回戦で70分間プレーした後、レッズ(リバプールの愛称)から、お辞儀を受けた」と続けた。 また別記事で、「リバプール独自評価―レッズは新たなヒーローを得る。エバートンの勝利で(南野の)契約延長が必要となる」との見出しを入れて、この試合を分析。 南野のプレーについて、「日本のフォワード(の南野)の働きぶりと、そのプレス能力は試合を通して通用していた。彼はこれから何週間、何カ月、何年にもわたり(チームの)力強い財産となるだろう」と絶賛した。 リバプールは11日(日本時間12日)にプレミアリーグのトッテナム戦(アウェー)を控えているが、カップ戦でのデビュー戦で高い評価を受けた南野は、どんな形でリーグ戦でのデビューを飾るのだろうか。