元イタリア代表指揮官マンチーニ氏、サウジ行きを後悔
【AFP=時事】サッカーイタリア代表を2020年欧州選手権優勝に導いたロベルト・マンチーニ氏は22日、イタリアを離れてサウジアラビア代表の指揮官に就任したことに後悔があると認めた。 【特集】写真で振り返るサッカー監督のビフォーアフター マンチーニ氏は2023年8月にイタリア代表を離れ、サウジアラビアの監督に就任したが、14か月の在任期間中にチームが不振に陥る中、今年10月に契約を解除した。 国営イタリア放送協会(RAI)に対して、マンチーニ氏は「もしあのときに戻れるなら、代表を離れる決断はしない。イタリア代表の指揮は最も美しいことだからだ」と語り、「イタリアサッカー連盟(FIGC)の会長(ガブリエレ・グラビーナ)と私が理解し合えなかったのかもしれない。ただ困難な時期を過ごしていただけかもしれないし、別の道もあったかもしれないが、彼に恨みはない」と振り返った。 イタリア代表の指揮官を電撃的に退任した後、マンチーニ氏はサウジアラビアと年俸2500万ドル(約39億円)の契約を結び、2027年まで指揮する予定だった。しかし18試合でわずか7勝にとどまったことで、サウジアラビアサッカー連盟(SAFF)は契約を打ち切る決断を下した。 「私のキャリアが物語っている」とマンチーニ氏は述べ、金銭目的でサウジアラビアへ移ったわけではないと続けた。 現在、マンチーニ氏は今シーズン終了後にASローマの監督に就任するとのうわさがある。マンチーニ氏は「誰とも接触していない」と強調しつつ、「何かが起こるだろう。時間の問題だ」と付け加えた。【翻訳編集】 AFPBB News