【天皇賞秋・コメントのツボ】ドウデュース武豊「素晴らしい動き」 リバティアイランド川田「ご心配をおかけしましたけど…」
[GⅠ天皇賞・秋=2024年10月27日(日曜)3歳上、東京競馬場・芝2000メートル] <美浦トレセン>14番レーベンスティールの鞍上はGⅠ連勝中の“絶好調”ルメール。2強の実力を認め、「ステップアップしないといけない」と口にしつつも、「(最終追い切りは)先週より手応えが良かった。カーブで内に出してからすぐにハミを取ってくれたし加速してくれました。コンディションはいいので頑張れると思います」と好調さをアピールした。東京2000メートルについても「スタートが上手なので大丈夫です」とキッパリ。 5番ノースブリッジは札幌記念快勝後、充実モードに突入している。「状態は万全。今年に入ってトモがパンとして馬がしっかりしてきた。何とかいい競馬ができれば」と奥村武調教師。 3年連続の出走となる10番ダノンベルーガには今週末から約2年ぶりの短期免許取得となるC・デムーロが騎乗。初コンビとなるパートナーについて「海外のレースで何度も対戦しているので、この馬のこともよく知っています。中団から脚を伸ばしていますね。いい結果がついてくると思っています」と大きな期待を寄せていた。 昨年の皐月賞馬で、今年の宝塚記念2着の6番ソールオリエンスも順調。ダービー(2着)以来の東京競馬場も歓迎材料のようで、手塚調教師は「後ろから行くでしょうから、展開が向いてほしいですね」。 <栗東トレセン>先週は落馬負傷し、乗り替わりとなった12番リバティアイランドの主戦・川田。その後の容体が心配されたが、共同会見に出席して「ご心配をおかけしましたけど、こうして会見に出れるほどですから、大丈夫です」と復活を宣言した。パートナーの最終追い切りを見て「とてもいい雰囲気で馬場に入っていきましたし、その後のリズムもとても良かったです。直線もいい雰囲気で終えることができていたので見た目的にもいい状態だなと感じることができました」と合格点をつけた。 現役ラストシーズンに突入した7番ドウデュース。武豊は中間の気配について「乗っていてうれしくなるような素晴らしい動き。大きく変わった感じはないですけど、昨年の天皇賞・秋の1週前は今思えば走りに力みがあった。そのへんは今年のほうがいいのかなと思います」と“違い”を説明。叩き良化型と見られていることについては「久々は走らないというタイプには映らない。叩いて良くなるというよりは、ずっと安定していて、タフな馬という感じですね」と認識の相違を述べた。 同距離・大阪杯勝ち馬の1番ベラジオオペラ。上村調教師は夏に弱い馬という状況を踏まえて「暑さが残る中、なかなかピッチを上げることができなかった。春に比べると少し活気が足りないかな」と正直に話した。 昨年は最速上がりでイクイノックスの2着に好走した11番ジャスティンパレス。花田助手は「坂路中心でいつもとは違うルーティンだけど、昨年2着の舞台だし、いい馬場でやれれば」と底力を信頼する。
東スポ競馬編集部