これぞアストン! 伝説の「ヴァンキッシュ」が新型で復活。V12ツインターボエンジンを搭載し華麗に登場。【新車ニュース】
最高出力835馬力! アストンマーティン伝説の「ヴァンキッシュ」が、V12ツインターボエンジンを搭載し新型フラグシップモデルとなって復活。モータージャーナリストの小川フミオが解説する。 【写真】新型アストンマーティン ヴァンキッシュの詳細を見る!(全33枚)
最高出力835馬力! V12ツインターボエンジンを搭載
英国のスポーツカーメーカー、アストンマーティン・ラゴンダが新型車「ヴァンキッシュ」を2024年9月3日に正式発表した。614kW(835ps)と超ド級のパワーを誇る12気筒エンジン搭載車で、同社によるとこのモデルをもって「フロントエンジン・スポーツカーのポートフォリオが完成」という。 招待客を対象にした特別なお披露目が行われたのは、イタリア・ベネチア「マリーナ・ミリターレ」にて。ベネチア国際映画祭のタイミングでアンベールされた。ゲストのなかには、ジョージ・クルーニー夫妻、ベネディクト・カンバーバッチ、マイケル・ダグラス、ケビン・コスナー、エイドリアン・ブロディ、ダニエル・クレイグ、ジョー・アルウィン、マイケル・ワードらが含まれていた。 3代目ヴァンキッシュは、長いノーズに後輪の上にドライバーが座るような、トラディショナルなスポーツカー・レイアウトを継承している新型ヴァンキッシュ。ターボチャージャーを2基備えた5.2リッターV12エンジンは、614kW(835ps)の最高出力と1000Nmの最大トルクを発生する。 全長4850mm、全幅2044mm、全高1290mmのクーペボディを、2885mmのホイールベースをもつシャシーに搭載。車重は1910kg。フロント車軸より後ろに押し込まれた12気筒エンジンは、8段オートマチック変速機を介して後輪を駆動する。 23年1月に限定で発売された「DBS770アルティメット」の後継モデルといえるポジションだ。こちらは、566kW(770ps)の最高出力と900Nmの最大トルクなので、だいぶパワーが上がっている。フロントバンパー、 フェンダー、グリルのデザインも一新。リア部分のボディ幅は10mm 拡大。「堂々たる佇まい」とはアストンマーティンの説明だ。