【F1】角田裕毅の昇格〝当確〟と欧米メディア続々報道「ふさわしいドライバーは一人という結論」
F1のRBに所属する角田裕毅(24)が、親チームのレッドブル昇格が濃厚になっていると欧米メディアが続々と報じている。 角田は1日(日本時間2日)に行われたカタール・グランプリ(GP)決勝で、チームのマシン調整が全くうまくいかなかった影響で13位に終わったが、近走は強烈なパフォーマンスを次々と披露。現在レッドブルのセルジオ・ペレスを始め、他の候補を圧倒的に凌駕する走りを見せている。 いよいよ今季残り1戦となる中で、英モータースポーツ専門メディア「GPブログ」は「角田はフェルスタッペンと並んでチャンスに値する唯一の選手だ」と題して、角田の昇格が決定的になっていると最新動向を伝えた。 「セルジオ・ペレスの後任として、何人かの名前が挙げられている。しかし、ドライバーのパフォーマンスをリストアップすれば、フェルスタッペンの隣のシートにふさわしいドライバーはただ一人、角田裕毅だけだという結論にたどり着くだろう」と角田の昇格は〝当確〟と強調した。 その根拠も指摘。「彼の統計を見た人は誰でも、角田が正しいと判断せざるを得ない。数字を正直に見る人なら、ローソンが昇格すべきだとは誰も言わないだろう。ローソンが角田と組んだすべてのレースで、予選10回のうち9回で角田が勝っている。レースではその差は小さいが、ローソンは角田より優れていることを示していない。時間を与えられればそうなるかもしれないが、彼はその成長をRBでより良くできるし、フェルスタッペンと並んでレッドブル・レーシングでプレッシャーを受けることもない」と最終候補に残っているローソンよりも角田が圧倒的に優れているとした。 そして「レッドブル・レーシングが持つ選択肢の中で、昇格のチャンスに本当に値するのは1人だけだ。過去4年間で角田が示してきたものを考えると、フェルスタッペンと並んでチャンスを得るに値する人物だ」とプッシュした。 また米メディア「BVMスポーツ」は「レッドブルは角田をセルジオ・ペレスの後任として評価している。角田が引き続き好成績を収めれば、特にチームの力学が変化したり、ペレスのパフォーマンスが低下したりした場合には、レッドブルのトップ候補としての地位を固める可能性がある」と報道。これまでは昇格に懐疑的だった欧米メディアが次々と手のひら返しをし始めたことで、角田の昇格が一気に加速しそうだ。
東スポWEB