【CBC賞】キタノエクスプレス 言うことなし!鞍上が太鼓判 持ったまま先着 初挑戦で重賞Vだ
「CBC賞・G3」(18日、中京) 夏は格よりも出来。重賞初挑戦のキタノエクスプレスが14日、栗東坂路で弾んだ。レッドエンヴィー(8歳2勝クラス)との併せ馬。懸命に手綱をしごく相手に対して、持ったままで半馬身先着。ラスト1Fのタイムは11秒9。弾むアクションで仕上がりの良さを伝えた。 「いい動きでした。気持ち良く走らせてほしいという指示を出しましたが、騎乗したジョッキー(国分優)にも言うことがないですと言ってもらえましたからね。涼しい時間帯に調整していることもあって暑さは気にしていません」と坂口師は充実ぶりに目を細めた。 以前は体質が弱いところがあって調整に苦労していたが、今はコンスタントに使えるようになった。指揮官は「同時に脚質転換にも成功しました」と明かす。差す競馬をマスターしたことが近況の好成績につながっている。 課せられたハンデは55キロ。「想定通りです」と師。「前走で減っていた馬体も戻りました。あとは当日、落ち着いて挑むことができれば」と力を込める。2連勝中の勢いと中京向きのしぶとい伸び脚を武器に、初挑戦での重賞制覇を目指す。