「他にはディープインパクトとガリレオだけ」種牡馬ナサニエルの種付け料アップの根拠に…
ニューセルズパークスタッド(英国)が11日、2025年度の種牡馬の種付け料を発表し、ナサニエル(牡16、父ガリレオ)の種付け料が2万ポンド(約400万円)に設定された。今年の1万7500ポンドからの増額となった。 【写真】クールモアスタッドの2025年度種付け料 同スタッドのジュリアン・ダラー氏はナサニエル産駒のユーゴットトゥミーが今年、愛オークスを制したことに触れ、「今世紀に英オークス、愛オークス、仏オークスの勝ち馬を出した種牡馬は他にディープインパクトとガリレオの2頭だけであることを考えると、ナサニエルをけい養できていることに感謝しています」とコメントしている。 ナサニエルは現役時にジョン・ゴスデン調教師(英国)が管理し、11年のキングジョージ6世&クイーンエリザベスS、12年のエクリプスSを制した。種牡馬としては、英愛オークス制覇、凱旋門賞連覇などG1・11勝の名牝エネイブル、英ダービー馬デザートクラウン、仏オークス馬チャネルなどを出している。 ディープインパクトは日本で競走生活、種牡馬生活を送ったが、欧州で走った数少ない産駒の中からスノーフォールが21年に英愛オークス、ファンシーブルーが20年仏オークスを制覇。欧州の生産者の口から語られることで、あらためてその偉大さがうかがえる。