ラストの箱根駅伝へ、法政大の小泉樹主将「最後は1区を走りたい」 祖父は早稲田大の元箱根ランナー
エースの武田和馬「最後は一生の思い出にしたい」
ラストイヤーにかける気持ちはエースの武田も同じだ。前回大会は山下りの6区で区間賞を獲得し、101回大会ではさらに上を目指すために取り組んでいる。幼少期の夢だった箱根駅伝は、ルーキー時代から3年連続で出走。4年目は最も良い結果で終わりたいという。 「チーム目標を達成するために法政大のエースとして貢献しないといけない。6区であれば、区間新で区間賞。往路であれば、2区、3区で日本人トップを狙いたいです。山下りにこだわらず、平地で強い選手に勝つという意識も出てきました」 昨年も往路の主要区間を想定して準備していたこともあり、自信を持っている。何よりも力を入れるのは、万全のコンディションで臨むこと。常日頃から食事と睡眠には特にこだわっている。大会前は白米などの炭水化物をの摂取を増やし、エネルギー不足を防ぐようにしている。睡眠は寝具にも気をつかい、遠征や合宿時には深く眠れる自分用の枕を持参する。 「いつも通りの流れで箱根に向かい、自分の持っている力を出します。最後は一生の思い出にしたいです」 2004年の第80回大会(総合4位)以来となる総合5位以内を目指し、100%の状態でスタートラインに立つ。