大阪市の横山市長「示された意見に沿って、より良いIRになるように取り組んでいく」
大阪市の横山市長「示された意見に沿って、より良いIRになるように取り組んでいく」
大阪市の横山英幸市長は20日午後、大阪市役所で定例記者会見を行った。政府が今月14日にカジノを含む統合型リゾート(IR)について、国内で初めて大阪府、大阪市の申請した整備計画を認定する一方、ギャンブル依存症対策など7項目にわたる懸念を示したことについて「示された意見に沿って、より良いIRになるよう取り組んでいく」などと述べた。 【動画】大阪市の横山英幸市長が定例会見(2023年4月20日)
会見では報道陣から、大阪府、大阪市のIR整備計画が認定されたが、国からは建設予定地の地盤沈下やギャンブル依存症の誘発、住民の合意形成などの懸念事項など7つの項目を指摘された件について、どう取り組んでいくかという質問があった。 それに対し、横山市長は「取り組みについては、順次より良いIRにするため、頂いたご指摘は解決できるように取り組まねばならないと思っています。多岐にわたる項目がありますが基本的にやるべきところだと思いますので、示された意見に沿って、より良いIRになるように取り組んでいくしかないかなと思っています」と答えた。 また「住民のみなさんの理解が進んでいないという指摘は耳の痛いところでございますが、しっかり対応して理解促進に努めるようにとありましたので、住民のみなさんにしっかり説明して少しでも理解が得られるよう取り組んでいきたい」と続けた。
報道陣からは、市長に就任して10日目で、これまで課題と改めて認識されたことはあるかという質問もあった。 それに対し、横山市長は「改めて大阪市の有している事務の幅の広さといいますか、万博やIR、国際交流など 広域的な役割と教育、医療福祉、本当にきめ細かいサービスがあり、この点もいま順次レクを受けていますが、まだぜんぜん終わっていません。それくらい朝から晩まで一生けんめいレクを受けていますが、本当に多岐にわたるなあという印象です」と答えた。 また「その中でも特に公約に掲げた万博やIR、夢洲、ベイエリアの発展、このあたりは、よりスムーズに進むようにさらに注力しないといけないなという思いです。あと教育ですね。子どもたちにできるだけ教育環境を整備したい。大阪市が抱える課題はありますので、個人的にはここに注力したいなと特に思いました」とも話していた。