熊野街道沿い民家に咲き誇るフジが一般公開 雨の中多くの人が傘の花を咲かせ見物
大阪府泉南市信達牧野の熊野街道沿いの民家で育てられたフジが一般公開され、連日、多くの人の目を楽しませている。
フジを育てている「熊野街道藤保存会」の関係者によると、このフジは泉南市の元小学校長、故・梶本昌弘さんが丹精込めて育てた1本のノダフジだという。
梶本さんが亡くなった後も、同保存会の人たちの手で守られ、現在は幅30メートル、奥行き27メートルものフジ棚に約4万の花房をつけ、毎年この時期になると公開されている。
19日には降りしきる雨の中、多くの見物人が訪れ、傘をさしながら雨にしたたるフジを眺めていた。同保存会のメンバーは「いまが見ごろですね」と話していた。
公開期間は23日まで。時間は午前10時~午後5時までとなっている。