作家・百田尚樹氏が会見(全文1)ヘイトスピーチや差別扇動、一度もしてない
作家の百田尚樹氏が4日午後3時から東京の外国特派員協会で記者会見を行った。
一橋大学大学祭での講演が反レイシズム情報センターという団体から抗議で中止に
百田:皆さん、こんにちは。百田尚樹と申します。私は6月の10日に一橋大学で、大学祭で講演をする予定でした。この講演が大学内にある反レイシズム情報センターという団体から抗議を受けて、最終的には中止に至りました。この団体は私もまだ調べてますが、実態はよく分かりません。メンバーがどのぐらいいて、そして実際にどういう、具体的にどういう活動をしているのか。細かいところまでは分かりません。ただこの団体の主宰者は一橋大学の大学院生、34歳の大学院生です。その主宰者の男性は、34歳の大学院生は以前は在日コリアン青年連合という組織に所属していました。 この団体の、反レイシズム情報センターという団体のことは後ほどお話ししますけれども、まず彼らが大学、一橋大学の大学祭の実行委員会、この実行委員会が私を呼んでくれたんですが、この実行委員会に要請書、要望書を出しました。これが今年の4月です。彼らの要求を一言で言いますと百田尚樹という作家はレイシストであり、差別扇動主義者である。こういう人物に講演で発言をさせるわけにいかない。これが簡単に言うと彼らの趣旨でした。しかしながら私はこれまでヘイトスピーチならびに差別扇動、そういう発言は一度も行っておりません。 今回の講演のテーマは現代におけるマスコミの在り方というものです。ですから人種問題、あるいは民族問題、こういうものには一切、今回の講演のテーマは触れておりません。それどころか私は過去200回近く講演を、全国各地で講演をしておりますが、そういう人種問題、民族問題に触れた講演は一度たりともしておりません。にもかかわらず、反レイシズム情報センターの人たちは私をヘイトスピーカー、あるいはレイシストというレッテルを貼って、私の発言を一切、封じ込めました。 皆さんのところに配られているかも分かりませんが、ここに反レイシズム情報センターが一橋大学の実行委員会に出した要望書があります。これコピーに、皆さんのところにお配りしてると思います。これはまた後ほど、皆さんしっかり読んでいただきたいんですが、今現在、この問題がニュースになって、あるいはネットで騒がれて反レイシズム情報センターの人たちは、われわれは講演会の中止は要求していないと、こういう発言をしております。しかし、これはうそです。彼らが出した要望書、もちろん皆さんにお配りしておりますが、そのうちの1つを私は読み上げます。