一番ヤバいのは!? J1リーグ、降格危険度ランキング5位。油断禁物。ここでエース離脱…。異常なまでの粘りは見られる?
季節は秋になり、明治安田J1リーグは「優勝争い」と「残留争い」が激化する終盤戦に突入している。今季は下位3クラブがJ2に自動降格するという厳しい条件だが、J1に生き残るクラブはどこになるのか。今回は「降格危険度ランキング」と題して、残留争いに巻き込まれた下位クラブの終盤戦を展望する。 ※情報はすべて10月18日時点。スタッツはデータサイト『Transfermarkt』を参照。
5位:湘南ベルマーレ リーグ順位:15位(勝ち点38) 未消化試合数:5試合 今回の降格危険度ランキングにランクインしたJチームの中では、最も高い順位につける湘南ベルマーレだが今季も油断は許されない。 降格圏の18位ジュビロ磐田と、残留圏の15位湘南では勝ち点が6離れている。とてもじゃないが残りの試合で湘南が全敗するとは考えにくく、このまま下位3チームが浮上できずに降格というシナリオが十分に考えられるのが現状である。 しかし、忘れてはならないのが湘南に残された試合数が5であるということだ。同じ勝ち点38で並ぶ16位柏レイソル、17位京都サンガF.C.は、未消化試合数が6試合となっており、彼らの結果によっては順位をひっくり返される可能性がある。 また、先日にはクラブのエースであるルキアンがトレーニング中に負傷したことを発表。このタイミングでの離脱は痛すぎる。 とは言っても、湘南ベルマーレは熾烈な残留争いにおいて異常なまでの強さを発揮してきた実績がある。昨季は、リーグ終盤の5試合で4勝1分という素晴らしい結果を残し、最終的に15位フィニッシュに成功した。 今季も既にその「残留力」は発揮され始めており、直近のリーグ戦では2連勝中。第32節鹿島アントラーズ戦では3-2の逆転勝ち、第33節東京ヴェルディ戦では2-0の完封勝利と、上位陣相手に奮闘している。 次節の対戦相手はリーグ首位のサンフレッチェ広島だが、波に乗る湘南が最高難度の大物喰いを果たす可能性は十分にあると言えるだろう。このまま順調に勝ち点を積み上げていけば、「降格」の2文字からは逃げ切れるはずだ。
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