人気モデルが立ち上げた、パリ発テーブルウエアブランド「TABLE」が彩る食卓芸術の世界
美食の国フランスには、“食卓芸術(Art de la Table)”という概念がある。 食事そのものだけでなく、その空間をしつらえるエレメントにまで贅を尽くし、芸術的に調和がとれているテーブルセッティングのことをいう。つまり、日々の食事の時間を、ただ食べるだけではなく芸術に触れる機会にまで引き上げる技術だ。 フランスでは、コロナ禍で自宅時間が増えたことをきっかけに、“食卓芸術”の価値が見直され、若者の間で美しいテーブルセッティングや斬新なレシピをSNSに投稿するのがムーブメントとして現在にまで続いている。 そんなトレンドを牽引するひとりが、パリジェンヌでモデルとして活動するアリス・モアロー。コロナ禍に彼女が自身のインスタグラムに投稿した、シンプルで美しく、洗練されつつもアットホームな雰囲気のあるテーブルセッティングの写真が話題となり、多くのメディアで取り上げられた。 テーブルクロスやコースター、セラミックの器などダイニングテーブルを飾るアイテムに加え、エプロンドレスやキッチンタオルなどといったキッチン用品も豊富。 アンティーク生地を使用したエプロンは、モチーフとカラーの異なるキッチンタオルをパッチワークで繋げ、一枚一枚表情の違うユニークピースとして展開しており、リサイクルファブリックを用いた“エプロン ソルベ”ではギャザーを作ってボリュームを生み出すなど、まるでドレスのようなデザイン性の高さが魅力である。
そんな「TABLE」の製品に最初に目をつけたのが、日本のセレクトショップ「トゥモローランド」だったという。「食も文化も大好きで、心から尊敬している日本に評価されたことがとてもうれしかった!『TABLE』の製品を取り扱ってくれる最初のお店が日本だなんて、とても光栄です」とアリスは笑顔で語る。 今回はアリスに、「TABLE」にかける想いや“食卓芸術”の魅力について語ってもらった。