売上UPにつながる「サイトスピード」の重要性とは?「LCP1秒台」が競争を勝ち抜く最低条件に【JADMA会員のランキングTOP30位あり】
レコメンドツールの効果やアプリUXの向上にも寄与し、総合的にCVR(コンバージョン率)の増加に寄与します。これらすべてが積み重なり、売り上げ増加へとつながるのです。
サイトスピードで最も重要な指標は「LCP」
サイトスピードを測定するにあたり、最も使いやすく客観性のあるツールがGoogleの「PageSpeed Insights(PSI)」です。
「PSI」は、「Chrome」ブラウザのユーザーが実際にWebサイトを表示したときの状況を収集して、「コアウェブバイタル」をスコアとして表示します。無料で利用でき、URLを入れるだけで結果が表示されます(ただし、集計のためにはサイト自体にある程度のアクセス数が必要なため、ユーザー数が少なすぎるサイトの場合は結果が表示されないこともあります)。自社サイトだけでなく、ベンチマークしている他社のスコアも確認できます。
「コアウェブバイタル」に含まれる指標は以下の3つです。 1. LCP(Largest Contentful Paint):最初のビューポート(ユーザーから見える表示範囲)に含まれる最も大きなコンテンツ(画像、動画、テキストブロックなど)が表示されるまでの時間 2. INP(Interaction to Next Paint):ユーザーがサイト内で行った入力(クリック、タップ、キーボード入力)に対する応答時間 3. CLS(Cumulative Layout Shift):サイトの表示中に予期しないレイアウトシフト(テキストや画像の移動)が発生する頻度 3つの指標のなかで、ECサイトにとって最も重要な指標は「LCP」です。「LCP」はWebサイトのファーストビューの一番大きな画像の表示が完了するまでの時間、すなわち訪問者が「サイトが表示された」と感じるまでの時間を表しているからです。そのため「LCP」スコアが良いサイト=表示が速いサイト、「LCP」スコアが悪いサイト=表示が遅いサイトと言い換えることができるでしょう。