Jリーグ入りもあるか!? 今夏フリーとなった30歳以上の名選手(4)対人最強! リバプールを長年支えた巨人
7月1日を迎えたことで、欧州サッカーは暦の上では2024/25シーズンを迎えた。新シーズンへと移り変わる中で、2023/24シーズン限りで所属クラブを契約満了となり「無所属」となった選手もいる。今回は、現在フリーの30歳以上の選手をピックアップして紹介する(データは7月3日現在)。
DF:ジョエル・マティプ(元カメルーン代表) 生年月日:1991年8月8日 前所属:リバプール(イングランド) 23/24シーズン成績:10試合0得点0アシスト リバプールは2023/24シーズン限りでのジョエル・マティプ退団を発表した。2016年夏から8シーズンをマージーサイドで過ごした長身CBは新たな一歩を踏み出すことになる。 シャルケのアカデミー出身のマティプは、トップチームで256試合に出場した後の2016年夏にリバプールに加入した。シャルケ時代はボランチで出場することもあったが、リバプールではCBのレギュラーに定着し、2018/19シーズンはクラブにとって14年ぶりとなるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝に大きく貢献している。 身長195cmのマティプは圧倒的な対人戦の強さを誇る。地上戦、空中戦ともに勝率が70%を超えるシーズンもあり、同い年のオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクとCBコンビは鉄壁だった。また、守備だけでなく、効果的なドリブルでの持ち運びも魅力的な選手で、最終ラインから攻撃のスイッチを入れる役割も担っていた。 ピッチ上では弱点が少ない選手だが、同じく今夏にリバプールを退団したチアゴ・アルカンタラと同様に負傷癖というウィークポイントがある。リバプール加入後にフル稼働したシーズンはほとんどなく、『transfermarkt』によると8年間で16度も離脱をしたそうだ。2023/24シーズンも12月に膝の前十字靭帯断裂という大怪我を負っており、コンディション面が新天地を探す上ではネックになりそうだ。
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