【定番名品シリーズ】ビジネスからレジャーまで、大人が持つべきトレンドに左右されない名品トート5選
4. ORCIVAL ■ 日本生産の4号帆布は美しいハリとコシをもつ フランスにて1939年に創業したオーシバル。当初は下着用シルクを主に生産していたが、1947年からフランス海軍へのコットン生地供給を契機に、現在に続く代表作、ボートネックのバスクシャツを生み出した。近年はその実用的かつ長もちする綿生地生産のノウハウを活かし、厚手キャンバスのトートバッグを展開している。 写真のモデルは紡績から織りや染色行程まで、すべて日本にて行なわれる高密度の4号帆布を使用。貴重なレピア織機にて織り上げたコットン帆布は、丈夫ながら美しいハリとコシをもつのがポイントだ。定番的なオフホワイトも展開するが、このブラウンはシックで落ち着きがあり、大人の日常着とも相性の良いカラー。シーズン限定カラーなので、気になる方は早めの入手を!
5. TEMBEA ■ 収穫用バッグをイメージした使いやすい大型トート 2004年に誕生したテンベアは、日常に馴染む道具としての製品作りを旨とする日本発信のバッグブランド。キャンバス使いをアイコンとしており、写真のトートバッグも創業時から作り続けている、日々の使い勝手にフォーカスした定番品。特に使用素材に関してこだわりが深く、綿糸のなかでも繊維が長く均一かつ独特の光沢と耐久性を誇るコーマ糸を使用する。 織り上げた生地にはワックスの一種であるパラフィン加工を施しており、防水性を備えているのも特徴。特にこのモデルは作物収穫のバッグをイメージした大型サイズであり、本体脇に補助ハンドルが付けられるなど、細かい使い勝手まで考慮した作りになっている。また長めのショルダーストラップにより、両手を空けつつ持ち運ぶことも可能だ。
長谷川 剛