【定番名品シリーズ】ビジネスからレジャーまで、大人が持つべきトレンドに左右されない名品トート5選
2. Hender Scheme ■ タフな機能性に加え経年の味わいまでも楽しめる 2010年に始まったエンダースキーマは、デザイナーの柏崎 亮が手掛けるレザーシューズブランド。 名作スニーカーのオマージュし、革靴の製法で製作したベジタブルタンニンレザー製のシューズを打ち出し広く知られる存在となった。プロダクトに合わせて熟練職人を起用し、分業制にて作り上げるスタイルを貫いており、経年により味わいを楽しむことのできる確かな物作りが同ブランドの魅力。 2010年に始まったエンダースキーマは、デザイナーの柏崎 亮が手掛けるファッションブランド。ナイキやバンズのオマージュによるヌメ革製作のスニーカーを打ち出し広く知られる存在となった。プロダクトに合わせて熟練職人を起用し、分業制にて作り上げるスタイルを貫いており、経年により味わいを楽しむことのできる確かな物作りが同ブランドの魅力。 このトートバッグは2015年の初出から継続展開している人気の定番品。厚手の4号帆布(コットン100%)をメインに用い、ハンドルカバーやポケット、そしてリベット受けなどのディテールにエンダースキーマの代名詞であるベジタブルタンニンレザーのヌメ革を配している。この大型サイズのモデルは大容量ゆえに、手提げのみならず付属のストラップにより肩掛け持ちも可能。使い続けることで醸し出る帆布やレザーのエイジングも個性のひとつである。
3. L.L.Bean ■ キャンバストートのオリジンにして永遠の定番 いわゆるキャンバストートの代表格として世界中で愛される大定番。本記事の導入でも触れたが、氷など重量物の運搬を目的に生み出されており、タフなキャンバス使いと頑強な縫製は、現代版であるこのボート・アンド・トートにも継承されている。 厚手のジーンズが15オンス以上となるなか、このモデルは226㎏の重量テストをクリアした24オンスのヘビー・キャンバスコットンを採用。もちろん縫製も実用本位であり、主要部分にはステッチの劣化やほころびにくい丈夫なナイロン糸のダブルステッチで縫い上げる。また、底部分は色違いのキャンバスを加え、さらなる補強を添える念入り仕立てが貫かれている。滅多に壊れないバッグは、結果的に資源節約のサステナビリティにも直結。2017年には「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」を受賞している。