OPPO Find X8レビュー - Hasselbladと協業したカメラを搭載して久々に国内登場のOPPOハイエンド機
カメラの画角を細かく変更できる機能といい、このXPANといい、撮影の楽しさを追求している点が魅力です。最近はハイエンドスマホのカメラがより本格的な方向になっていますが、1型センサー搭載とまではいかないものの、その分コンパクトに仕上がっているのが「Find X8」の特徴です。
高速連写と被写体のスピードを検出してシャッタースピードなどを調整してブレを抑えるという機能もあります。シャッタースピードとISO感度を上げつつ、画像処理も加えているようですが、画質面では劣化するものの被写体ブレが抑えられるのは便利です。
■撮影例
最高クラスのパフォーマンス
■最高クラスのパフォーマンス 「Find X8」は約6.6型FHD+(2,760×1,256)のAMOLEDディスプレイを採用。リフレッシュレートは最大120Hz、タッチサンプリングレートは初期設定120Hz/最大240Hz、色域はDCI-P3比100%、輝度は通常800nits/日光下で最大1,600nits/最大4,500nitsというスペックです。
本体サイズは約H157×W74×D7.9mm、約193gで、比較的コンパクトで持ちやすいサイズ感。ハイエンドスマホは画面もサイズも大きくなりがちなので、バランスの良いサイズに感じます。 本体左側面の上部はに「アラートスライダー」を搭載。上中下と3段階でスイッチをスライドさせ、素早くサイレント/バイブレーション/サウンドオンを切り替えられるというものです。
単なる音量スイッチなので、どこまで便利かというと少し疑問はあります。頻繁にバイブとサウンド音を切り替えるという使い方なら便利でしょう。スイッチを動かすと、画面中央上部、インカメラ付近に黒いバーが現れます。
iPhoneのダイナミックアイランドのような表示ですが、「Find X8」ではこの通知を「ライブアラート」、黒いバーを「カプセル」と呼ぶようです。音楽再生/画面録画/パーソナルホットスポットといった一部の機能で通知がカプセル表示になります。ただ、すべてのアプリでカプセル表示になるわけではないようで、これら以外は普通のAndroidの通知になります。 SoCは最近、ハイエンドスマホ市場でも存在感を高めている台湾MediaTekのDimensity 9400。メモリは16GB、ストレージは512GBを搭載します。 というわけで、気になるパフォーマンスに関してベンチマークテストを実施してみました。 OPPO Find X8 Galaxy Z Fold6 SoC Dimensity 9400 Snapdragon8 Gen 3 for Galaxy 3Dmark Wild Life Extreme 6,342 4,266 Solar Bay 10,967 6,908 Steel Nomad Light 2,334 1,362 PCMark Work 3.0 13,746 18,400 GeekBench Single-Core 2,785 1,784 Multi-Core 8,383 5,774 GPU(OpenCL) 19,936 13,055 GPU(Vulkan) 23,832 10,602 GFXBench マンハッタン3.1 3,736 7,392 マンハッタン3.1オフスクリーン 18,939 10,760 Aztec Ruins OpenGL High Tier 3,877 3,595 Aztec Ruins Vulkan High Tier 3,871 3,876 Antutu トータル 2,319,669 1,422,604 Snapdragon 8 Gen 3を搭載する「Galaxy Z Fold6」と比較してみましたが、全体的にそれを上回るパフォーマンスとなっており、ハイエンドにふさわしいスペックとなっていました。