OPPO Find X8レビュー - Hasselbladと協業したカメラを搭載して久々に国内登場のOPPOハイエンド機
さらにズームボタンは「2」(48mm)があります。これもメインカメラの2倍デジタルズームです。光学倍率の「3」(73mm)は、さらにタッチすると「3.4x(85mm)」に切り替わり、さらにズームボタンとして「6」(146mm)まで用意されています。 無段階でのズームも可能ですが、タッチするたびにレンズ交換するように焦点距離が変わるので、個人的に撮影としてはより楽しく感じます。デジタルズームは最大120倍まで。かなりの高倍率ですが、画質はそれなりです。
画質を変えるフィルター機能では、フィルム写真のような効果を加えるという「フレッシュ」「エメラルド」「クリア」の3種類を加えた計15種類を用意。
画質面では、なんと言ってもスウェーデンのカメラメーカーHasselbladと密接に協業して開発したという点がポイント。実際の写真を見てみると、色のりが過剰になることもなく、自然な色合いになっています。色味にこだわったというのがOPPO側のアピールですが、自然な色合いでリアルな描写が特徴だと感じます。 メリハリのある描写で、全体的に画質は良好です。強めのHDRでややノイジーになるシーンも見受けられますが、過剰というほどではないので見栄えはします。特にメインカメラは細部まで良好に描写してくれます。
望遠カメラと超広角カメラは同等の描写性能という印象です。画質はメインカメラほどではないのですが扱いやすい画角。「Find X8 Pro」と違って5倍望遠カメラが存在しないのは残念ですが、普段のスナップ用途であれば問題ないでしょう。
Find X8は望遠カメラも大きなサイズのセンサーを搭載した点をアピールしていますが、1型センサーを搭載したハイエンドスマホだと、望遠カメラのセンサーも大型化しています。このあたり、メインカメラ以外も大型センサーで高画質化という傾向にあるようです。
カメラの機能としてはオートモードに加えてプロモードや動画、ポートレートといった一般的な機能を搭載しているほか、「XPAN」が特徴的です。これはHasselbladで特有の約1:2.7というアスペクト比のモード。面白い画面効果なのではまると楽しい機能です。