岡田監督も怒!勝敗を分けたバントミスに鳥谷敬氏「展開としては、あそこのバントがかなり重要だった」と断罪
◆ 「もうちょっと冷静にいけると…」 阪神が広島に惜敗。首位とのゲーム差は「5」まで開いてしまった。 阪神先発の門別啓人は3回に末包昇大の2点タイムリー二塁打で先取点を奪われるも、5回をその失点だけで踏ん張り試合を作ったが、打線は広島先発の大瀬良大地の前に沈黙。しかし6回に連続四球で2死一二塁のチャンスを作り大瀬良をマウンドから引きずり降ろすと、代わった森浦大輔から森下翔太のタイムリーで1点差に迫る。7回には島内颯太郎から大山悠輔のヒットから前川右京の死球で絶好の好機を迎えるも、木浪聖也がスリーバント失敗。その後の糸原健斗と原口文仁の代打策も実らず、得点を上げることが出来なかった。阪神打線は8回にハーン、9回は栗林良吏のリレーの前に抑えられ、1-2で惜敗を喫した。 木浪の痛恨のバントミスについて、24日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説者として出演した鳥谷敬氏は「バントは簡単にできるものじゃないんですけど」と前置きしながらも「ストライクゾーンの球をバントできてないですし、見逃したらボールじゃないかっていうところもバントしていってますから……そこら辺がもうちょっと冷静にいけると、バントの成功の確率も上がると思います。ここで送れなかったっていうのが、非常にタイガースの今日の試合にとっては痛かったと思いますね」とOBとして嘆きのコメント。 岡田監督も「バントだけやって。だからそういうことやんか」とミスが敗戦の引き金と断罪していたことには「非常に怖いですけどね…」とコメントしつつ「でもそれぐらい展開としては、あそこのバントっていうのが、かなり重要だった」と完全に同意。さらに「バントの失敗は、今日は木浪選手がやりましたけど、明日からはどんどん、どんどんプレッシャーが増していくので。早く誰かがこう緊迫したところ、絶対送りたいところで1つバントを決めるっていうことを、タイガースとしてはやっていかないといけない」と早めに呪縛から逃れることを祈っていた。 僅差のゲームだけに、1つのミスが落とし穴になった岡田阪神。明日からの切り替えが重要になってくる。 ☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
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