ドジャース、鈴木誠也外野手のトレード獲得を検討…米報道、T・ヘルナンデスの交渉難航で、金河成やロバートJRの名も浮上
米スポーツ専門サイト「ジアスレチック」の敏腕記者ケン・ローゼンタール氏が21日、自身の記事の中で、ドジャースがFAとなったT・ヘルナンデス外野手との交渉が難航する中、新たな選択肢を探し始めたと報じた。その中には、パドレスからFAの金河成、ホワイトソックスのロバートJRとともに、カブスの鈴木誠也外野手をトレードで獲得するプランも検討されているという。 ドジャースは、今季キャリアハイの成績を残して世界一に貢献したT・ヘルナンデスとの再契約を望み、ヘルナンデス本人も「ドジャース残留が最優先」と話してきたが、クリスマスが近づいてもまだ、契約合意に至っていない。ヘルナンデス側の要求額にドジャース側が難色を示しているとも言われ、ある関係者は後払いの仕方で、両者に食い違いがあるとも話した。レッドソックスやブルージェイズも獲得を目指していると報じられ、市場で人気があることも、難航を極めている理由の一つだ。 ドジャースはベッツの遊撃手再転向のプランがあり、今オフの外野手補強は優先事項の一つだ。現状、ユーティリティのエドマン、FAで獲得したコンフォート、パヘス、アウトマンらが控えるが、強打の外野が一人欲しい。 ローゼンタール氏によれば、ドジャース側はカブスの鈴木の獲得も検討しているという。カブスは主に右翼を守る打点王経験者のカイル・タッカー外野手をトレードで獲得。現時点で、鈴木は来季、指名打者(DH)での起用が濃厚だが、DHでの起用を望んでいない。トレード拒否条項は契約に盛り込まれているが、一般的に日系コミュニティが発展し、温暖な気候のロサンゼルスの環境は日本選手にとっては快適と言われる。 代理人のジュエル・ウルフ氏は「(カブスが)誠也をトレードしたいと思っていないと思うが、断れない取引と感じるケースも出てくるかもしれない。誠也自身が移籍を検討するチームは少ない。トレードはあり得るが、可能性は低いと思う」と話している。鈴木はカブスとの契約が残り2年3600万ドル残っている。
中日スポーツ