胎児のように体を丸めて寝る人は“不安”を感じている!? 「寝る姿勢」から分かる、あなたの今の心理状況を米専門家が分析
音楽の趣味や、どんなコーヒーが好きか、夜はNetflixでどんな映画を観ているのか....など、これらの項目はあなたについて多くを物語る。しかし、"睡眠中のポジション"もあなたのパーソナリティについて興味深いことを暴くと知ったら驚くかもしれない。 【写真】睡眠のプロが解説する、快眠&朝すっきり起きられる16の習慣 「睡眠中の姿勢は潜在意識下にあるものなので、感情や心の中の深いところで、どのようなことが起こっているかを、かなり反映しているのです」と語るのは、カリフォルニアのビバリー・ヒルズ在住のボディーランゲージ専門家リリアン・グラス博士(PhD)。 「誰かと一緒に寝ている時はその人との関係性についても多くのことが分かりますよ」 もちろん、寝る時の姿勢や寝相などの傾向や特徴は潜在意識だから、自分でコントロールすることはできない。それでも、人生の3分1は寝ているということを考えると、それぞれの睡眠ポジションが何を意味するのかを知るのは健康だけでなく、自分の性格などの勉強にもなるだろう。
うつ伏せで寝る人
うつ伏せで寝る人は、たぶんちょっと引っ込み思案で、孤立気味かもしれないと言うのは、睡眠の専門家で『The Sleep Solution: Why Your Sleep Is Broken and How To Fix It』の著者クリストファー・ウィンターズ医学博士。 うつ伏せは「一種の安全なポジション」だが、気道や腰にはベストではないと彼は説明する。うつ伏せで寝る人は「とてもストイック」だと、グラス博士も言う。 「甲羅の中に入った亀のように、ある種、カバーされ守られているように感じるのです」と、ウィンターズ博士。また、「外に向かうというより内向き思考」かもしれない、とも彼は指摘するが、実際、体が内側に向いていることを考えると納得できる。
仰向けで寝る人
仰向けで寝る人は特定のことを与えたり受け取ったりすることにオープンだと、ウィンターズ博士。グラス博士も「あなたはオープンで、とても安全だと感じていることを意味します」と、同意する。これは、動物が安全で心地いいと感じている時のポジションでもあると彼女は指摘。 「これはかなり自信のある人のポジションで、特にベッドであまり衣服を身につけない人はそうですね。すべてあらわにしています」と、ウィンターズ博士。 しかし、この睡眠ポジションは自信があることだけを伝えているのではなく、注意深い性格とも関連があると示唆している。 この姿勢のほうが、家の中で起こっていることが聞こえやすくなるとウィンターズ博士は言い、もし何かが起こった時は、うつ伏せや横向きで寝ている状態よりも素早く行動に移せる準備ができている。