「早漏」「ペニスの大きさ」の認識に男女差あり!40代男性の“性の悩み”をプロに聞く
老化や体力の衰えといった自身の体調はもちろん、パートナーや家族との関係性に変化が生じることも少なくない40代。“性”に関する悩みも、そのひとつだろう。 ▶︎すべての写真を見る
世の40代男性は、性に関してどう悩んでいて、どう解決していくべきか。性関連事業の最先端を行く「TENGAヘルスケア」の原田 樹さんに聞いた。
「早漏=射精までのスピード」の捉え方には男女差がある
はじめに、TENGAが調査した40代男性の性の悩み、上位6つから見ていこう。 1位 早漏 2位 パートナーがいない 3位 ペニスのサイズ 4位 セックスの頻度が少ない 5位 マスターベーションの方法や満足度 6位 セックスレス [TENGAヘルスケア 性生活調査 期間:2023年3月23日~3月24日 人数:男女それぞれ5000名ずつ(計10000名) 対象者:18-69歳の男女] という具合だ。 まず、最上位が「早漏」という結果を意外に思うかもしれないが、そもそも、“早”漏の基準はどこにあるのか気になるところ。
「早漏と判断する基準は、国際性機能学会によって定義づけられた3つの項目があります。これは、セルフチェックする上でも基準になると思います」(原田樹さん、以下同)。 ・挿入から1分以内、もしくは挿入の前に射精してしまう状態 ・セックスの相手が変わっても射精を遅らせることが困難な状態 ・射精が早いことにストレスや苦痛を感じている状態 もし当てはまる場合、最初の2つは、早漏改善のためのカップアイテムなどを使ってトレーニングをする、といった解決策があるそうだ。
では、原田さんが挙げた3つめのポイントはどう解決するべきか。 「『射精が早いことにストレスや苦痛を感じている状態』というのは、仮に正常に射精できる状態であったとしても、本人がストレスを抱えている状態のこと。これも『早漏』と言って差し支えありません」。
「ここで考えてほしいのが、女性からの目線です。弊社が独自で調査したところ、男性と女性では、射精までのスピードに対する捉え方に差があるという結果が出てています。 つまり、男性が早漏だと悩んでいても、女性からすると『そんなに長く保たなくてもいいよ』と思っている方が多かったりするんです」。 一般的に、女性が思う理想的な挿入時間は10分にも満たない程度だというが、10分でも『自分は早漏だ』と捉えてしまう男性も多いのだとか。 「早漏かどうかの捉え方には男女差があることを認識して、ひとりで思い詰め過ぎず、相手が『どれくらいの長さを求めているか』などを臆さずに話し合ってみてください。性に関するお悩みを解決するには、やはりコミュニケーションがいちばん大切です」。