「早漏」「ペニスの大きさ」の認識に男女差あり!40代男性の“性の悩み”をプロに聞く
「ペニスは大きいほど良い」は偏見
男女で捉え方に差があるという意味では、3位の「ペニスのサイズ」も同様だ。個人差があると同時に、そもそもサイズ自体を改善することは難しい。 TENGAでは以前、平均的なペニスのサイズについて調査を試みたこともあるそうだ。それまで一般的に流通しているペニスのサイズの平均値は、「サイズの正しい測定法が存在しない」「自己申告である」といった理由から、信憑性が十分とはいえないところがあった。 「『早漏』と同様に『ペニスのサイズ』を過度に気にする必要はないですし、『大きいほどいい』といった偏見も持たないでいただきたいところです。 (前回、性教育について解説してもらった)TENGAヘルスケアの教育事業部 福田眞央がコラムでも書いている通り、理想とするペニスのサイズは、本当に個人差があります。 仮に、ペニスを大きくしたい理由が『女性を満足させたい』ということであれば、その解決策が必ずしもサイズにあるとは限りません。コミュニケーションや相手に対する気遣いなど、ほかの部分でもカバーできるかと思います」。
「セックス=挿入」に囚われすぎないで
性教育の記事でも触れたが、日本では年齢に関係なく性に関する話題を気まずいものと捉える風潮が根強いのだろう。たとえ2人の仲が良好でも、性に関する踏み込んだ「会話」が普段からできていないカップルは非常に多いという。 こういった会話の少なさが原因で起こる悩みの最たるものが、「セックスの頻度が少ない」、あるいは「セックスレス」だ。 「どれくらいの頻度でセックスするのが夫婦として健全か、というのも、結局は人によって捉え方が違うものです。『週1回はしたい』という人もいれば、『お互い一緒にいられるだけで満足』という人もいる。 お互いの関係性が良好に保たれるのがベストであって、『セックス=挿入』のイメージに囚われる必要はないんです」。 セックスとはどういう行為をすることだと思うか(セックスの定義)? ・性器の挿入を伴う行為(84.7%) ・性的に体を触り合う(56%) ・裸で抱き合う(44.5%) ・唇か舌で相手に触れる(39.7%) ・キスをする(25%) ※対象は20~30代の同棲5年未満の男女合計600人、複数回答可(月刊TENGAの調査より) 例えば、TENGAが独自に行なった調査の中で「セックスの定義」を尋ねてみたところ、人によって解釈に幅があることがわかっている。 最も多かったのは「性器の挿入を伴う行為(84.7%)」だが、「性的に体を触り合う(56%)」「裸で抱き合う(44.5%)」「唇か舌で相手に触れる(39.7%)」と、およそ4割から5割の人は、「挿入以外もセックス」と捉えている。 また「キス」がセックスと考える人も25%。さらに「ハグをする」「好意を伝えあう」といったことも1割以上が「セックス」と答えており、文字どおり、“人それぞれ”なのだ。