部屋が汚いと家族関係が悪化するという調査結果も…。収納エキスパートが選ぶイケアのおすすめ整理整頓アイテム
インテリアを考えるうえで避けては通れないのが、収納・整理整頓問題。どんなに好きなものでインテリアを設えても、生活用品を収納したり、整理整頓なくしては部屋を素敵に見せることはできません。家にウォークインクローゼットや大きなパントリーがあるケースもありますが、たいていの家では、収納家具や収納アイテムを駆使して収納や整理整頓を行う必要があります。 【写真集】収納・整理整頓の極意10選。イケアのエキスパートが特別に伝授! そこで、数多くの収納アイテムを打ち出しているイケアに、収納と整理整頓の極意を教えてもらいました。約9500アイテムあるイケアの商品のなかから、新生活にもおすすめしたい人気アイテムとその使用方法を紹介しながら、意外な収納術をお教えします。
いま収納アイテムに注目な理由
過去10年間にわたり、年に一度「Life at Home Report」という世界中の暮らしを調査するレポートを行っているイケア。そのなかで、ここ最近顕著なのが「部屋を片付けたい」という人の割合がコロナ渦を経て急激に増えてきたこと。部屋が片付いている人とそうでない人では、家庭内でのいさかいの割合も違い、片付いている部屋ではよりリラックスできるという結果が出たそうです。 部屋で過ごす時間がより多くなったからこそ、今まで適当に押し込めていたものをきちんと整理整頓して収納することで、便利に過ごせるようになり、クオリティ・オブ・ライフもアップします。
隠す収納と見せる収納を使い分けて
収納のタイプには、大きく分けて2種類あります。見えないように隠してしまう収納と、きれいに整頓したうえで見えるようにしておく収納。趣味が多様化し、家のなかでも趣味を楽しもうという人が増えた結果、最近では見せる収納にこだわる人もとても増えているのだとか。オンライン会議の背景となる場所に趣味の棚をあえて見えるように設置したり、ゲストが訪れた際に必ず通る玄関や廊下にギャラリータイプの棚を設置したり、その方法はさまざま。自分はどんな目的で収納を行いたいかをまずは明確化し、それに合わせたアイテムを導入することで、より満足度の高い収納を行うことができます。 それでは、イケア・ジャパンのインテリアデザインマネジャーである安住佐知子さんとインテリアデザインリーダーの梅原高秋さんに伺った、収納・整理整頓の極意を紹介していきましょう。