関電が金品受領で再び会見(全文8)コンプライアンス上問題だが、違法ではない
関西電力の役員ら20人が高浜原発のある福井県高浜町の元助役から多額の金品を受け取っていた問題で、同社は2日午後から記者会見を開いた。 【動画】関電が金品受領で再び会見、氏名など公表へ 八木会長、岩根社長ら出席 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは、「関電が金品受領で再び会見、氏名など公表へ 八木会長、岩根社長ら出席(2019年10月2日)」に対応しております。 ◇ ◇
福井県民の不信感をどう払拭していくのか
福井新聞:福井新聞の嶋本と申します。会長・社長それぞれにお答えいただきたく思います。立地地域の福井県民は、今回の件で関西電力に対して不信感や憤りを抱いています。これまで築いてきた信頼関係に大きな影響が出てくると思いますが、企業のトップとしてその点をどのようにお考えでしょうか。福井県民の不信感をどう払拭していくのか、具体的な考えを教えてください。 岩根:本当にこの原子力事業というのは立地地域、福井県の皆さまのご理解を得て初めて事業運営が成り立つというふうに考えてございます。やはり安全最優先と、地元の皆さまの理解活動、これが両輪となって地域の皆さまと共に成長していくと。これまでこういう形でご理解を得ながら進めてきている中でこのようなことが起こりまして、誠に福井県の県民の皆さまの、憤りとおっしゃいましたけど、本当に信頼を失墜させまして誠に申し訳ございません。やはりそのお怒りの声をしっかりわれわれ受け止めまして、当然のことながら再発防止をしっかりやっていく中で、福井県民の皆さまのお声を聞きながら、われわれは立地地域のために今日から何ができるかということもしっかりと考えてまいりたいと思ってございます。本当に申し訳ございません。 八木:会長といたしましても基本的に同じでございますが、福井県で原子力発電事業を営ませていただいてる、これはもう福井県民の皆さまのご理解があってこそだと思っておりまして、そうした中で本件によって、今度は福井県の皆さまの、県民の皆さまのご不信といいますか、不安、またお怒りを買うようなことになってしまったということで、これは本当に大変反省をいたしております。私どもとしては本件を厳粛に受け止め、まずはしっかりと、この全てのうみを出し切って、原因の究明、それから徹底的な調査、そして再発防止対策、そうしたことをしっかりやり、そうしたことをまた県民の皆さまにもしっかりとご説明させていただきながら、少しでも県民の皆さまのご信頼が回復させていただけるように頑張ってまいりたいと思っております。 福井新聞:ありがとうございます。 司会:よろしいでしょうか。