関電が金品受領で再び会見(全文8)コンプライアンス上問題だが、違法ではない
業者などの同席はあったのか
朝日新聞:朝日新聞、西尾です。すいません、社長の受け取りのこと、細かいんですが確認させていただきたいんですが、これまでの説明で、社長は2017年、関電本店応接室で、帰り際に菓子折りの入った紙袋で受け取ったということですが、これ、森山さんには業者などの同席があったのでしょうか。また、豊松さんなど役員は同席しましたか。 岩根:私の記憶では森山さんは1人で来られまして、私と豊松で対応いたしました。 朝日新聞:2017年の何月何日ですかね。 岩根:3月15日、そうですね、平成29年3月15日でございます。 朝日新聞:その当時、社長はコンプラ委員会の委員長でもありますかね。 岩根:はい、コンプラ委員会の委員長でございます。 朝日新聞:そうしますと、社長は会社のトップとして、またコンプラ委員長として、原子力部門がそんなことをしているのかとなぜ直ちに叱りつけて、社を挙げて調査して処分するという判断ができなかったんでしょうか。 岩根:これはもう、誠に申し訳ないと謝る必要があるというふうに思ってございます。金品を預かって、高額のものだというふうに原子力のほうから聞いて、われわれも返すチャンスがあるので、そのときに一緒に返しますという話を聞いて、それではお願いするということで、その会話のやりとりの中でお願いをしてしまったというのは、本当に私として痛恨の極みでございます。
原子力事業本部の邪魔になるとの考えはなかったか
朝日新聞:全原発が停止して赤字が続く中で、直ちに返却することとかそうやって調査することが再稼働の支障になる、もしくはそれに取り組む豊松さんたち原子力事業本部の邪魔になるという考えはありませんでしたか。 岩根:いや、そこまで考えておりませんでした。申し訳ございません。 司会:よろしいですか。 朝日新聞:あと少しだけ。社長職で会っているのは、先ほども質問があったと思う。 (02:35:37~02:35:58 映像なし) 岩根:して、それではごあいさつはさせていただくと答えました。