秋は京都へ!〈京都っぽいことができる場所〉を、詳しい地元民に聞いた。私がハマり始めたのは『会館飲み』とは
◆『光る君へ』の平安神宮 今、大河ドラマ『光る君へ』(NHK総合)の聖地巡礼地としても知られている『平安神宮』。式年遷宮に備えて本堂は改装中です。なぜここを訪れたのかといえば、京都で観光ガイドをしている友人からのタレコミ。 「平安神宮の周辺は今、すごく気がいいらしいよ。スピリチュアルに詳しい子が言っていた」 そんな情報を聞いたせいか、その気になりまして……境内でたくさん空気を吸ってきました。しかしいつ来ても広々、雄大な景観です。この帰りにバスに乗ろうとしたら、夕方の名物の混雑で2本も見送る羽目になりました。いい空気、吸ったんだけどな。
◆京都といえば会館飲み 京都の夜といえばいろいろ楽しみ方はありますが、私がハマり始めたのは『会館飲み』です。京都市内にある昔ながらの建物=会館に、さまざまな飲食店がぎゅっと詰まった複合施設でゆるりと飲むことですね。 東京都内でいうと恵比寿横丁や思い出横丁の建物バージョンというところでしょうか。立ち飲みも多いので地元民とコミュニケーションが取りやすかったりして。 私が秋に行ったのは今年オープンしたばかりの『湯浅会館』でした。大正時代の建築物を改装して、6店舗ほどが集まっていました。18時オープンのお店を目当てに行ったところ、どの店も満席…。1軒目だけ予約してから行ったほうがいいかもしれません。会館のみを一旦諦めて、他店で飲んで時間をつぶして、再度、開館へ。立ち寄ったのは『角打ちと麺 ばんさん』。すっかり酔っ払いのため、写真はございませんが、アルコールをセルフで注げるシステムもある、飲兵衛テーマパークでした。
◆お土産はお出汁で 最後にご案内したいのは京都の“お出汁”のお土産です。市内にはいくつも専門店があります。その中で伺ったのは『うね乃本店』さん。スタッフが一点ずつ丁寧に商品説明をしてくれて、全商品テイスティングもできます。野菜と鰹の出汁の違いなんて、なかなか知る機会もなかった……。説明を聞き入ってしまって、写真撮影をほぼしていないのですが、上品なお出汁は今、我が家で使っています。 ※掲載しているデータはすべて2024年10月末に確認したものです ※店舗への問い合わせはお控えください
小林久乃